2010/08/08

蓼科そば博士のそば畑


 今年も蓼科のそばプロジェクトが始まった。「そば博士のそば畑」にそばの研究者・氏原煇男先生、大西近江先生の指導のもと参加十数名で秋そばの種を播く。今回は100m2を手播き(筋播き、約400g)、300m2を機械播きで行った。さわやかな風の中、気持ちいい作業だった。数日後には発芽し、約2ヶ月後の収穫が楽しみだ。写真上:手播き作業中、写真下:前列左/氏原暉男先生、前列中/大西近江先生 【2010/08/07】

2010/07/23

蘇る鐘の音

 近江兄弟社小学校前庭の片隅の木に吊り下げられた古い「鐘」を見つけたのは去年のこと。一目見てこれはどこかで活かさないといけない・・・と思った。ただし自分の所有物ではないので勝手に使うことはできない。機会は意外には早くやってきた。今年は小学校4年生の夏キャンプに社会人講師として呼んでいただいた。この夏キャンプのシンボルとして使おうと・・・さっそく担当先生にご提案。実はこの鐘、兄弟社学園創立者のW.M.ヴォーリズさん(一柳米来留)と一柳満喜子先生が使われたものと使う段になって聞いた(今まで学園で歴史を刻み続けてきたが何かの理由で忘れ去られていたものだった)。嬉しいことにその鐘の音が再び子どもたちの耳に届くこととなった。この手の物は、普通ならばガラスの陳列棚に想い出の品として飾られてしまうだろう。しかし本来は満喜子先生が日常的に使われていた物、ならば学園の歴史のなかで子どもたちを見守ってきた鐘を再び使いながら守り伝えることが大切。このような保存を「動体保存」と言う。これこそ正しい保存である、なんとも贅沢で、保存の王道とも言える。近江兄弟社学園の魅力はこんなところにもある。写真左下の灯りは、近江兄弟社学園校舎。【2010/07/22】

2010/07/13

停車場ガーデン/コンテナガーデン&ハンギングフラワーバスケットコンテスト



 長野県小諸市の市民ガーデン=停車場ガーデンの「コンテナガーデン&ハンギングフラワーバスケットコンテスト」の審査を行う。コンテナガーデン、ハンギングフラワーバスケットの吊り下げの部と壁掛けの部の計3つのカテゴリーに47点の作品が集まった。思ったよりも力作ぞろいなので審査も楽しめた。5つの審査項目に沿って吟味をした結果、審査員6名の意見も大きな差はなくほぼそろった。僅差の判断は審査員全員がその都度、作品を前に議論を行った。写真上:小諸市長賞(総合賞)を前に新聞記者からのインタビューを受ける応募者。写真中:ハンギングフラワーバスケット(壁掛けの部)の金賞(タイトル:線香花火)。写真下:ハンギングフラワーバスケット(壁掛けの部)の銅賞(タイトル:これでも畑)見た目はともかく、僕が一番気に入った作品、14種類の野菜・ハーブが寄せ植えされている。【2010/07/11】

2010/06/29

雨の植物園

 久しぶりに府立植物園に行く。入園早々、土砂降りに遭う、近くの休憩所で雨をやり過ごす。これだけ盛大におしみなく降るとなかなか気持ちのいい雨に思え、近くの林を見ているとマレイシアの熱帯雨林さえ想い起こさせてくれた。短時間ながら木々がどんどん元気になっていくようなシーンだった。我々、かちかちの地面と河川に囲まれた都市に住む者とっては厄介な雨も、木々にとっては恵みの水に違いない。この雨、きっと鴨川をすごい流れと変えているに違いない。鴨川の岸辺に発電水車が並ぶ日も近いと思う。【20100629】

2010/06/11

屋上緑化と地域在来種 その3 生育調査

 屋上緑化の第一回生育調査を行う。50本のプランター毎に植え付けた植物の生育を記録する。この調査は、アトリエ風+近江花勝造園+ラーゴとの共同で今後一年間に渡って実施する。@近江兄弟社学園、滋賀県近江八幡市【2010/06/10】

2010/06/10

ホームを耕す

 出張先の長野県・篠ノ井駅で興味深いものを見つける・・・それはプラットホーム菜園! 小さい場所ながらもシシトウ、ピーマン、トマトなどの野菜が育てられている。ありきたりの植栽・・おおよそ何の工夫も無く、管理もされず、仕方なく植えられているツツジなんかよりもずっと面白く創造的。今後が期待される。誰が育てられているのか、今しがた水を撒いた形跡があった。電車を待つ時間が楽しくなる。【2010/06/09】

2010/06/04

屋上緑化と地域在来種 その2

 滋賀県近江八幡市の近江兄弟社学園の武道場屋上緑化の完成。直径25cmのチューブに地域在来種の苗、種子を入れ設置した。基本的にはメンテナンフリーとした、もちろんチューブの中の客土には、屋上の鋼板の耐荷重、乾燥防止などに対処するため少々の秘密をしかけた。今後、毎月の生育調査を行い、成長を見守る。【2010/06/04】

2010/05/30

庭を旅する/第八歩 旧水口図書館+水口教会 ★★★☆☆


 写真上=旧水口小学校図書館(1928年、国登録有形文化財建造物)、写真下=水口基督教会館(水口教会 1929年)、共にW.M.ヴォーリズ氏の設計による建物。旧街道に面しているものの町並みの軒先から一歩下がってたたずみ、決して目立たず、しかしきっちり自分の居場所を伝える意匠はさすがにヴォーリズさんの設計。細かなディテールへの気配り、簡素でありながら清潔感にあふれ、なによりもチャーミングだ。このデザインの立ち振る舞いは、京都御幸町教会、今津基督教会館(今津教会)はじめその他の教会にも共通する。こんな建築が身近にある町っていいなと思う。むろん両者とも現在も大切に使われ、あるいは大切に守られている。・・・ただ、ただ残念なことは、せっかく建物がちゃんと守られているにも関わらずその周り、つまり庭にどうしてこんなにも頓着しないのだろうと思う。建物と庭は個別のものではなく、連続して初めて一つの優れた空間になる。かつてそうだったように、もう少し手を加えるだけでその魅力がぐっと増すことは目に見えている。やっぱり残念。【2010/05/30】

2010/05/29

庭を旅する/第七歩 大山崎山荘美術館 ★★★★☆




 アサヒビール大山崎山荘美術館で開催されている「美しきカントリーライフ〜理想郷への回帰とたびだち」=(19世紀半ばから20世紀前半のフランス、イギリス、日本に焦点を当てた芸術家たちが求めた田園での芸術家村コミュニティーが紹介されている)を観に行く。本美術館は、京都・大阪間の天王山の中腹に位置し木津・宇治・桂川の三川を望む、大正から昭和初期にかけて加賀正太郎(1888〜1954)によって建築された「大山崎山荘」(登録有形文化財)を本館として、建築家・安藤忠雄設計による新館(1995年竣工)とともに公開されている。アルピニストだった加賀正太郎が英国で見たチューダー様式の建築に感銘を受け建てたと言われる。なだらかな丘陵の地形を活かした配置と庭園は、なかなかすばらしい。それにもまして驚いたのは新館。古くから存在していたであろう木々と池を中心とする庭園を損なうこと無くコンクリート打放しの構造物をすっぽりと地面に埋め込んでいる。庭園の池、木立越し見える新館の一部は池の向こうに滝があるかのようだった。さすがである。しかし本館と新館の取り合い部など首を傾げたくなるようなディテールも目につく(こんなところは普通の人は気にしないと思いつつ)、また本館テラスの睡蓮池に沿う温室棟の感情豊かなデザインと職人技を見ると今の建築が軽く薄っぺらに見えてしまう(新館が云々ではなく)。加えて、この手の施設にありがちな庭園の維持管理と活用への配慮が十分にされいないことも例外でなかった、つまり庭園木を残せば風景が保てるというのではなく、時には樹木を伐ってでも風景を守らないといけないこともあると言うこと。かつてあったであろう建物と庭園の関わりがさほど大切にされていない、このあたりちょっと残念。写真1:美術館玄関と本館、写真2:庭園越しの新館、写真3:本館テラスと睡蓮池、温室棟、写真4:温室棟(残念ながら入れません)【2010/05/29】参考:アサヒビール大山崎山荘美術館、入館料・一般700円、月曜日休館、午前10時〜午後5時 http://www.asahibeer-oyamazaki.com

2010/05/22

たそがれバラ園そぞろ歩き

 京都府立植物園で「たそがれバラ園そぞろ歩き」というものがあった。勤務36年の担当職員の方のからバラ園の解説。近年は、来園者への健康配慮として薬剤(農薬)散布を控えていること、さまざまな栽培の試みをしていること、カメラマンが必要のない花やつぼみを折ることなど、日頃の思いを交えた生の声。「薬と肥料が花のできばえを左右する、命と引き換えにバラ育てをすることはやめた方がいい」。バラというと専門用語が並びそうだが、けっしてそうではなく、むしろ生の声から担当者の植物への思いがむちゃくちゃ伝わってきた。 【2010/05/21】

2010/05/21

停車場ガーデン/ロックガーデン花盛り

 久しぶりに仕事で小諸の停車場ガーデンを訪れる。ちょうど一年前はまだ小さな株だったロックガーデンの植物が驚くばかりの成長を見せる。本来、ロックガーデンで育つような植物は乾燥と栄養分の少ない土壌のもの、しかしここでは化成肥料が与えられたらしく異常な成長。草丈も花も多すぎる、全体のバランスも悪くなってしまった。さて今年の管理が大変だ。【2010/05/20】

2010/05/17

茶楽10周年祭でガーデニング・ワークショップ

 いつも世話になっている「Tea Space 茶楽」(滋賀県近江八幡市)の開店10周年記念祭にガーデニング・ワークショップで参加。自分で増やしてきた株苗に加え、園芸店の協力で花苗を販売、寄せ植えワークショップを行った。店名は「Momo Momo Fuku Nursery(百福ナーセリー)」。今回選んだ花株はあまり売れなかったが、それでも直接売る機会はないのでけっこう面白かった。子育て研究会の子どもたちも店番に参加してくれた。感謝。【2010/05/16】

2010/05/15

屋上緑化と地域在来種

 屋上緑化という言葉もずいぶんと一般的になってきた・・・近年よく使われるのが「セダム類」。セダム類は乾燥した岩場などに生えるベンケイソウの仲間、その生息環境と屋上の環境が似ていることから屋上緑化には有効だという。しかしいくら環境が似ているからと言って日本全国どこでも使用するのは疑問を感じる。今回の計画地(滋賀県)=近江兄弟社学園新武道場の屋根部の緑化は、地場産材のヨシ(もしくはヨシズ)とノバラ、チガヤ、ハマヒルガオ、ナデシコ類、カワラハハコなどの地域在来種を使用した。写真はそれらの植物を植え込んだプランター、これを屋上に並べる。(施行:近江花勝造園)【2010/05/14】

2010/05/09

長野・善光寺花回廊2010 番外編/店番

 会期中の中日に山野草を中心に販売する中央植物園の店番を一日引き受ける。店に立って草苗を求めるお客さんの動きを観察していると、本気で買うか否か・・・なんとなく判ってくる。本気の買い手は、すぐには手を出さず、じっくり品定め。いけないのは、「あっ、かわいい!」って言ってすぐに手に取り、さんざん持ち歩いた後、気がさめたかのように適当なところに戻して出て行く人。(ユニクロの店じゃないんだから!)この手は若い女性とカップルに多かった。印象的なお客さんがいた、ゆっくりと植物を眺め「おおっ!?」と小さく一言。そして迷うことなく沢山の中から2株を手に取る。気持ちの良いお買い上げ、実に2株で7000円である。一般的な種類ではないのでけっして高くはないが、たかが草と言ってしまえば安くはない。そこで一日店主よりアドバイス、誰も教えてはくれないが、株選びの作法があるとすれば「1)株・苗選びはゆっくりと、2)株・苗をやたらといじらない、3)選んだ株・苗はむやみに持ち歩かない、4)買う時は素早く、5)そして知ったかぶりはいけません、判らない時は尋ねましょう。」買う側(お客)の動きで売り手の気持ちも変わるというものである。手前のテーブルの本は、近くの渡辺書店のご主人のご好意で置かせていただいた。残念ながらこちらは売れずじまい。【2010/05/03】

長野・善光寺花回廊2010 おわり

 4月29日〜5月4日まで展示された庭も5日で撤去、イベントと言う性格上仕方ないがもったいない。3日たっぷりかけてつくり込んだ庭も数時間で跡形もなくなった。使用した植物のほとんど(草本類)は商店街の人たちによって販売された。花を求めてきた多くの人は、これから育ち花を咲かせる株よりも、(花が終わろうとしているにも関わらず)既に花をつけたものばかりを選ぶ。結果として多くの優良な苗が売れ残ってしまった、これはもったいない。売れ残った株で広場の中の植え込みを充実させる。片付けをしながら、来年の構想がすでに頭の中に湧き上がってきた。【2010/05/05】

長野・善光寺花回廊2010 いろいろ




 これらは、テーマガーデンに用意したもの。上より里山の象徴「薪」、中「湿地」、下菜園のコンポストポット(手前)とハナバチの巣箱(奥)。【2010/05/02】

長野・善光寺花回廊2010 準備と完成



 長野・善光寺花回廊のテーマガーデン(ごん堂広場)の設営に26日より入る。3日間をかけて完成(4月29日)。敷地は、商店街アーケード、ショッピングセンターの前広場、神社の境内・参道という異なった空間(広場)。ショッピングセンターの正面に約12m×4.5mの庭をつくる。里山〜菜園〜湿地〜河原までの環境を「生きる」というキイワードで演出。少々、フェミニンな庭になったが、場所柄楽しんでもらえそうな予感。使用した植物は、約90種、1165株(木本、草本含め)。心配された開花も、降雨のあとの気温の上昇とともに始まった。【2010/04/29】

2010/04/15

長野・善光寺花回廊2010

 善光寺花回廊(開催期間:4月29日〜5月5日)まであと2週間、準備もあと少しで山を越す。この急激な寒さ・暑さの日々、花の成長が心配なところとなる。【2010/04/14】
http://www.nagano-saijiki.jp/hanakairou/

2010/04/14

庭を旅する/第六歩 善光寺西之門★★★☆☆


 善光寺にほど近い場所に魅力的な施設を見つけた。この「善光寺外苑西之門」は、吟醸生酒と善光寺みその 醸造元で善光寺境内に隣接する清酒工場を核とする複合観光施設。 施設は明治、大正、昭和初期までの七棟と平成七年新築の工場棟と飲食棟と、これらに囲まれたレンガ敷の中庭により構成されている。中庭の広場は、その傾斜地形を小段でうまく活かしている。広場周りに桜が樹冠を覆い、アーチはツルバラが這っている・・・が残念にも広場に置かれている草花鉢は全部パンジーの単植、さらには植木鉢は全部プラスチック。これが素焼きテラコッタ鉢の寄植えならばもっと魅力的な場所になるはず。【2010/04/11】
場所:長野市善光寺西之門町941

2010/04/13

オープンガーデン オブ 信州/イエローブック

 「オープンガーデン」という言葉・行為がある。これは英国で1920年代、庭園をもつ人々がそれぞれの庭を一般に開放し、社会貢献しようというムーブメントから始まった。そして現在ではイギリ全土3500箇所以上でオープンガーデン活動がされている。そのガイドブックは「イエローブック」と称して毎年3月に発行され、駅のキオスクでも簡単に入手できる。現在、日本でもそのオープンガーデン活動が行われつつある。そんなオープンガーデン活動団体の1つ「オープンガーデン オブ 信州(OGS)」の春の総会(4月11日)で庭についての話をする機会を頂いた。今回、僕が選んだテーマは「庭にはイノチの風が吹く」。話の前半は「庭への日頃の思い」、後半は「庭を旅する=イギリスの庭」の話をした。

 ちょうど前々日にニュースで小学生の体力低下の話題があがっていた。その原因として「子どもが遊ばなくなった」からだそうだ。対処として「授業の前に遊びの時間を導入する」とあった。ああっ、どうしてこんな馬鹿なこと考えるのかなとあきれた。なぜなら、小学校で国語、算数、理科、社会・・・そんなことを教える前に教えないといけないことがある。それは本当の遊び、生きるための知恵。
遊びの基本は「自分の責任で自由に遊ぶ」、そしてその展開として例えば・・・土を掘る(盛る)、水を汲む(撒く)、木に登る(降りる)、ひもを結ぶ(ほどく)、物を切る(直す)、火をつける(消す)、育てる(殺す・枯らす)がある。 (これこそが遊びだ。遊びに体力増進なんて目的をつけるのはメタボな脳みその持ち主に他ならない)だが今学校では、「遊びの時間を用意するから皆さん鉄棒で、ボールで遊びなさい。体力をつけるのですよ!」と言っている。先に馬鹿だなっと思ったことは、そんな時間を用意しなくても学校ならどこにでもある「花壇」や「空き地」を舞台に庭いじりをすればいい。結果として「独自の花壇や菜園」ができる、いずれ起こるであろう「自給自足」の練習にもなる。庭いじりにはすべての学問が入っている。庭で国・算・理・社会の授業をすればいい。半年後に現れる「遊びよりも勉強を!」と先生に詰め寄るモンスターペアレンツも納得するいい訳もできる。
 「オープンガーデン オブ 信州」の会員の皆さんと話して気づいた、皆さんがしている「庭いじり」こそ遊びの本質そのもので、本気で遊んでいるからこそ皆さん魅力的でお元気なんだと。庭いじりには遊びの要素がすべて入っている。つまり魅力的な子ども、子どもの魅力を育てるには「庭いじり」が一番いいと話をしなが本気で思った。写真は2010版オープンガーデン オブ 信州イエローブック【2010/04/12】

2010/04/08

夜桜/京都府立植物園

 今年も植物園の夜桜開園が始まった。肌寒いなか沢山の来園者が夜桜を楽しんでした。桜の木を仰ぎ見ると鱗雲が何層にも重なったような不思議な風景。ただ花が少ない木も目立つ、近年、桜の健康がよくないらしい。【2010/04/07】

2010/04/06

近江兄弟社学園武道場の庭

 近江兄弟社学園(近江八幡市)の武道場の庭(環境緑地)がほぼ完成。正面に見えるのが本部・中学校校舎、道路を隔て左側が新しくできた武道場。緩い曲線の園路はスクールバス通路。つまりこの広場はスクールバスの乗降場である。ただしスクールバスの運行は朝夕の一時的なものなのでそれ以外の時間は出入り口に車止めパイロン(コーン)を置いてもらい広場的な活用をお願いした。緑地には、樹木に加え宿根草類を多めに植え込んだ。細かな草花類が多かったので最後は造園屋さんに任せずに自分でアレンジしながら植え込む。最後にラベルを付けて完了。先にほぼ完成と言ったのは壁面緑化のためのネット設置、屋上部の緑化ポットの試作・設置が残るから。これから季節の変化で木々の花が咲き、草花も成長する。今年は期待薄だが来年は株も充実して楽しめると思う。建物の樋の一本に雨水貯留タンクを設置した、さすがに屋根が大きいのですぐに満タンになって、こちらは早速機能している。【2010/04/05】

2010/03/23

善光寺花回廊

 毎春、GWに長野・善光寺の表参道を中心とした市街地に花のある風景をつくることで、人々の回遊と賑わいを生み出し、まちの文化を創造する「善光寺花回廊」が開催される。開催当初から草花のレイアウト・植え付けのサポート参加をしてきた。このイベントは、例年春の楽しみの一つ。でも今年はちょっと違う、一つのブースの展示をする機会を頂いた。展示スペースは、商店街の真ん中にあるショッピングセンター前広場、周囲ぐるりから見えるので正面も背中もなくレイアウトがなかなか難しい。今回の庭のテーマとして僕が選んだのは「生きる」。人が元気に生きる、生きものが元気に生きる、植物が元気に生きる、それぞれがそれぞれの場所に応じて健康に生きる、これを自然と言います。そして今、街が健康に生きるためには「自然の力」が必要。長野の街を、商店街を元気にしたい、そんな思いを「ニワ」に表現します。庭空間というものを「まちの活力源」に育て上げたいと思う。【2010/03/22】
http://www.nagano-saijiki.jp/hanakairou/

2010/03/21

相生町春の七草巡り/ラベルづくり

 小諸市相生町春の七草巡りが始まった。45個の寄せ植え毎のラベルを用意した。ラベルには草花の種類とタイトル、ロゴ、鉢番号をレイアウトした。支柱用の篠竹を利用して手作り感を出してみた。それぞれの鉢に植えられた草花の種類をみていると、作業の時の様子と皆さんのお顔が浮かび上がってくる。【2010/03/21】

中学校武道場の庭

 近江兄弟社中学校の武道場の現場もいよいよ最終段階。写真は広場のレンガ敷き工事の様子。計画では園路、広場はコンクリート製品を予定したがレンガ屋さんの苦心でいいものが入手できた。やはりコンクリート製品とは質感が全然違う。気まぐれの天気の中、レンガ敷き工事の日は暖かな快晴日。レンガとの巡り合わせ、いい職人さん、お天気、すべて恵まれた時はこんなもんだろう。安心して見ていることができた。来週は、いよいよ植栽が始まる。【2010/03/20】

2010/03/19

相生町春の七草巡り

 長野県小諸駅前商店街(相生町商店街)で花で町を活性化させようとするイベントの準備が進んできました。花以外にも「一店一品」・・・それぞれのお店で草花をテーマとするオリジナル商品が用意されます。【2010/03/15】

小諸・春の七草イベント



  小諸の駅前商店街(相生町)の賑わいを花の寄せ植えで演出しようと言うプロジェクト。今回のワークショップではあらかじめ選んだ草花は30種類、その中から「私の春の七草」を選んでもらい、45個の大きな植木鉢に植え込んだ。ワークショップの前夜、商店街のおかみさん有志によるロゴマーク入れ(ステンシル)も行った。前日も翌日も小雨まじりの一日だったにも関わらず、WS当日は快晴の一日。無事45個が完成、それぞれのお店の前や街路に「私の春の七草寄せ植えポット」が並んだ。3月20日から28日の期間、「相生町七草巡り」が開催される。【2010/03/14】

2010/02/06

樹に宿るこころ、こころに宿る樹

 昨夜、仕事の帰り道での出来事。バスを降りて自宅までの暗い道を歩いていた。ちょうど僕が卒業した錦林小学校にさしかかった時だった。5mすこしばかり前を歩いていた50歳半ばの男性が大きなケヤキの前に立ち止まり、両腕でケヤキをしっかりと抱き、しばらくしてから両手を合わせ丁寧なお辞儀をした。錦林小学校は明治2年(1869)の創立、今年で141年を迎えた。男性が抱いたケヤキは、この錦林小学校に残る大きなものだった。僕が小学生の頃は5〜6本あり、すでに隣の道路まで大きな樹冠を広げ、幹もたいそう太かった記憶がある。当時、ケヤキは背の高い塀に囲まれた校庭のなかにあった。その後、高い塀が解体されて今の様に歩道から直接触れることができるようになった。今では大人が二人で手を回しても届かないぐらい太い。樹齢140年まではいかなくとも100年ぐらいは軽く経過しているだろう。僕はこのケヤキのことをよく覚えている。なぜなら教室の勉強にまったく興味がわかない僕は、木造2階の教室の窓から一日中飽きること無く見ていたからだ。そしてケヤキの樹冠の向こうには、もっと興味を引く平安神宮の森や東山の山並みもよく見えた。周囲の森の風景以外に、唯一学校で興味を覚えたのが理科の先生が熱く語ったノーベル物理学賞の朝永振一郎先生(1906~1979)の話と階段の踊り場に飾られていたコンドルの剥製(夜になると餌を穫りに山に飛んでいくと伝説があった)。ともかくそんな古い学校なのでこのケヤキに僕と同様、さまざまな想い出を持った卒業生がいてもおかしくない。そんな僕も夜遅くともいつもその樹の傍らを歩くことが多い。だがこの男性がとったストレートな行動に僕は驚き、木・植物の持つ力をあらためて見たのだった。そうそう、僕たちはじめ周囲の人たちは、この錦林小学校を「錦林校(きんりんこう)」と呼んでいる。間違っても「錦林小」とは呼ばない。多分、「錦林小(学校)」とは「施設」のことを指し、「錦林校」とは小学校に直接関わる(父兄や生徒)ことの無い人間においても関係してきた「地域のシンボル」を指しているのだろう。さて、話はもどり一日中外の風景を眺めていた僕の成績はいわずと知れてクラス最下位(ただし理科を除いて)、担任のS先生からは「この子、頭おかしい」と烙印を押されてしまった(この判断、間違ってはいないだろうけど、両親に告げられ少年はけっこう傷ついた)。実はなにも考えずに森や風景を眺めていたんでは無い、小さな脳味噌なりにちゃんと理由はあった。「なんで、木の葉っぱはあんなにキラキラ輝くのだろうか?」この答えをS先生は教えてくれなかった。答えを自分で見つけるまでには時間がかかった。それは「照葉樹林」の存在を知った高校生になってからだ。「照葉」・・・夏期に雨量の多い地域では、その環境から葉を守る為に葉の表面のクチクラ層が発達し、光って見える。確かによく見ていると表面を陽光があたり樹冠の葉が虹色に輝く時がある、ああっこれがあの時の「キラキラ」なんだ、そしてそれこそが「錦林」(*1)なんだと・・・確信した。やっぱり植物はまったく不思議で魅力的なのだ。【2010/02/05】
*1 本当の「錦林」の由来:かつてこの地域(聖護院一帯)は深い森だった。そして、秋の紅葉は大変美しく錦の織物ようだったので銀林と呼ばれるようになったとのことです。(しかし、この説にはいささか疑問が残る・・・この地域は昔、城があったほど栄えていた。そんな場所が深い森だったとは信じがたいからだ。それにこの地域が深い森ならずーっと先まで深い森だったに違いない。やっぱり「キラキラ」が正しいと思うのだ)
*2 写真は4月6日に追加しました。ケヤキの左側にかつて塀があった。

2010/02/01

あそびの研修会〜あそびの大切さを考える〜

 今日は昨年秋から企画してきた「あそびの研修会〜あそびの大切さを考える」(*1)の本番。最初に基調講演として川上範夫先生(関西カウセンリングセンター常務理事)に「あそびの心と現代子育て論」のはなしをしていただく。こどもと付き合うには「気合いと念力」が大切と言う。これは、まさに遊びの世界に一番大切なそのものである。次に分科会「自分の中のクラウンをみつけよう」(ケアクラウンのはなし)、「子どもの遊びが未来を創る」、「絵本の中から響いてくる音」の3つのはなし。僕は「子どもの遊びが未来を創る」を担当。自分の責任で自由に遊ぶ、二つの危険「リスク(許容できる危険)とハザード(許容されない危険)」を大人が知っておくことが大切。その他、遊び鵜の価値、安全を追求しすぎることが危険(安全を考えすぎることで本来子ども達が必要とする能力を奪ってしまう)などのはなしを事例を通してお話しさせて頂く・・・時間切れ、最初のさわりで終わってしまった。午後は「色・音・空間の融合:カラフルリズムランド」ワークショップ。こちらは、子ども達が障子紙を衣に見立てて、自由に自分のお気に入りの服を創った。最後は、会場の中央に敷かれたレッドカーペットでファッションショウ。周りには、町・木・建物に見立てた段ボール柱を並べた。この話題「庭づくり」には、直接関係ないが、「見立て」という手法は庭づくりでも欠かせない手法である。石や草を「島」に見立てる、砂利を「海」に見立てる、刈り込みを「額縁」に見立てる。「見立て」それは「ごっこ」もしくは「仮想設定」、「うそだけど本気」。「無をもって有とする」つまり豊かなこころの遊びである。【2010/01/24】
注1:主催・厚生労働省・財団法人こども未来財団・児童健全育成推進財団・NPO法人子育て研究会

2010/01/16

停車場ガーデン講座・草木染め編

 停車場ガーデン講座で「草木染め」を行う。ガーデン講座でなぜ草木染めか? 庭いじりや自然をより多様に楽しむための仕掛けである。またガーデンの管理で発生する剪定枝や落ち葉を素材としてなにかできないかと・・・、思っていたら冬になってしまったわけである。もちろんここのガーデンでは、素材に活用出来る草木が育っていない、そこで今回はシュロ(黄色)、西洋茜(赤)、紅茶(=サクラの落ち葉の代用として 赤茶)の3種類を選んだ。道具は、ナベ、ざる、卓上カセットコンロ、ハシ、ボール・・・ほとんど料理教室である。外から見ても、みんなで大きなナベを囲んでいるとしか見えない。写真は、シュロの葉を細かく刻んで煮出し液をつくる前作業。シュロの煮出し液は、どんよりとした緑色・・・媒染液(重曹)につけた途端に鮮やかな黄色に発色した。うっかりしていた、出来上がりの写真を撮ることを忘れていた。【2010/01/14】

2010/01/01

謹賀新年 2010年

 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。昨年はご縁あって里山活用・再生と福祉:障害児・子育て支援のコラボレーション活動や商店街活性化などに参加させて頂くことができました。この二つのプロジェクト、ランドスケープデザインやガーデニングとは別の世界の様ですが、実は深い所でつながっていることに気づきます。今年はこのプロジェクトを具体的に展開したいと思っています。昨年一年の感謝、そして今年一年の皆さんのご多幸を祈ります。2010年元旦

2009/12/19

冬の停車場ガーデン

 先週末、僕の体に代わってかパソコンが過労死してしまった。なんとか仕事の準備を終え小諸に会議出張。会議の翌日、ホテルの窓から街を眺めると一面の雪景色。雪の停車場ガーデンを待ち焦がれていたので早速、カメラをぶら下げてガーデン。ガーデンのレンガ舗装も草花も、せせらぎのすっかり雪化粧。雪をまとった草花が陽光に照らされてキレイだ。【2009/12/18】

2009/12/03

停車場ガーデン 光のドーム

小諸・停車場ガーデンでは冬の恒例イベント「小諸ひかりのファンタジー」の一環として竹ドームを造り、12,000個のLED電球で飾った。竹ドームは全部で3つ、デザインコンセプトは「草花のつぼみ」。メインのドーム(左)には「幸せの鐘」を吊るした、これは一年の感謝の気持を音色に込めよういうもの。奥のブルーの電飾のドームは一般来園者の方々と一緒に建てた。手前の大きなドームはシンボル樹の回りに置いたサークルベンチをすっぽりとおおっている。全ての電飾は、小諸市内の小中学校の学校太陽光発電で発電された電力を使用。この電力を今回の企画で「小諸産グリーン電力」と呼んでいる。今や電力も「地産地消」の時代なのである。この夜、ずいぶんと冷え込んだが市長さん始め多くの市民が点灯式に集った。竹ドームの電飾は、来年2月13日まで毎夜夕暮れ〜深夜0時30分間に点灯される。翌朝、通学途中の高生達が鐘を鳴らしていた、なかなか反応早いな。【2009/11/29】