植物の調べもので府立植物園に行く。今年度の有用植物エリアの改修は近年でもっとも悪い改修工事だと思う。さらに今は新しく北山通り西側のエントランスの整備工事らしいがとてもいい樹木(樹勢的にも、修景的にも大切な)が伐採されてしまった。植物園だからこそ樹木を残しながら十分に配置が出来るはずなのにである。まったく残念。さて園内を一巡した後、有用植物エリアの「ヒョウタン回廊」(と個人的には呼んでいる)を見る、ここは毎年面白く、訪れる人も多い。よそ見をすると大きなヒョウタンに顔面でぶつかってしまう。棚からぶら下がるさまざまな形のヒョウタンを楽しみながら歩くことが面白い。ヒョウタン回廊の隣にある蔓植物に覆われたパーゴラ下のベンチで休む、仕事で思い描いているプランを練る。今日はとても穏やかで気持ちのよい一日だった。仕事の合間に・・・と言うには近くはない所だが、時間をとる価値はある。【2012/09/27】
2012/09/27
2012/09/20
小学校クラスの専用庭工事(4)
小学校の花壇/菜園の工事もいよいよ完成に近づく。今日は先日、ほ場で選んだ樹木の植え込み位置決め。細かな地被類の配置も行う。植え終わった後は、なんだかまばらだが1年後の生育を見越したらこうなってしまう。しかしもう少しアジサイ類の花灌木を入れても良かったかなと・・・。残りの作業は、全体の客土入れと敷き均し、左官工事の細かな補修。工事も残すはあと1日。10月から始まる小学校のオープンスクールまでになにかサプライズなドレスアップをする予定。@浅小井【2012/09/20】
2012/09/14
NIWA-NOMAの木
近江八幡にあるボーダレスアートミュージアム・NO-MAより庭木の様子がおかしいと先日連絡があった。(僕は庭屋さんではなくて設計者なんだけどな〜)仕事帰りに立ち寄る・・・アオキ、ムクゲ、チャノキに問題発生、早速診断。
ムクゲ:カミキリムシによる食害。根元にテッポウムシ(=カミキリムシの幼虫)3cm程度が少なくとも2匹入っていた。幹を揺すると地際からぐらぐらする。葉は全体に黄変している、つぼみも枯れたまま開花していない、地際の幹の芯部は食害にあい支持力はほとんどなし、やむなく地際から伐る。
アオキ:ムクゲ同様、カミキリムシによる食害。こんなものにもカミキリムシは入るんだと驚き。ただしこちらは少し古い様で、食害を受けた孔にアリが巣を造り、それが原因だろう生理障害・樹勢が弱り新葉が伸びきらず、加え「そうか病」(糸状菌(かび)による発病葉上の病原菌が伝染原となり、雨滴の飛沫により伝染する)が出ていた。ムクゲ同様に簡単に地際から折れる。地際で幹を伐るとものすごい数のアリが孔から吹き出してきた。手が付けられないほど。
チャノキ:チャミノガの幼虫(ミノムシ)による食害。体長1~2cm程度のミノムシが沢山枝葉にぶら下がっている。特に中心部の食害がひどくほとんど葉は無くなっている。チャドクガでなくてよかった。全体的に15〜20cm を刈り込み、目視できるミノムシを捕り、水で希釈した殺虫剤を根際に撒く。これでチャノキなら問題なく回復するはず。
今年の夏の水不足で樹木は全体に樹勢を失っている、そんな時は病虫害も多い気がする。
作業が終わってから写真を撮るのを忘れていた事に気付く。【2012/09/13】
2012/09/13
小学校クラスの専用庭工事(3)
本日は中庭に使用する樹木の材料検査を行う。植物は工業製品ではないのでその品質(?)を見定める事が肝心。たとえ木の規格(高さなど)や金額が同じでも、形状、枝張りや健康状態は個々に違うから。今回の使用樹木は、シラカシ(株立ち)とユズリハ、宿根草類(ギボウシ類など)と数少ないので苗屋さんにまで行って確認すべきことなのか?・・・と思われがちだが、ほ場にいく事で新しい樹木やその店の樹木への接し方も判るので大切な作業の一つ。今では造園設計者はあまりしない作業かもしれない。今回は東近江市五個荘町の松居農園株式会社、今までに何度か訪れたが、いつもそのほ場は管理が行き届き、安心して樹木を任せられる。写真上はシラカシの株立ち、小振りだが素直に育ちバランスがいい。【2012/09/13】
2012/09/08
小学校クラスの専用庭工事(2)
小学校のクラスの庭工事の縁石(自然石)がほぼ据え終わった。すこしおかしなところもあるので修正指示とする。この庭は花壇・菜園として植物を育てる場所だが、工事重機で地面を転圧してしまいガチガチである。こんな場所では植物は育たない。工事作業をしている人には事前に説明しているので、これはあまりにも配慮がないと言わざる得ない。縁石に囲まれる場所(植物を育てる箇所)は、もう一度地面を掘り起こす。@浅小井、近江八幡【2012/09/08】
2012/09/06
常盤公園のガーデンづくり
山口県宇部市にある広大な公園・ときわ公園の一角に新しいガーデンを造る。宇部市は園芸市民が多くその活動の歴史も50年になると言う、この市民の思いをガーデンとして具体化する計画。先に市民ワークショップで全体のコンセプトがまとめられている。 @山口県宇部市【2012/09/05】
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