2010/07/23

蘇る鐘の音

 近江兄弟社小学校前庭の片隅の木に吊り下げられた古い「鐘」を見つけたのは去年のこと。一目見てこれはどこかで活かさないといけない・・・と思った。ただし自分の所有物ではないので勝手に使うことはできない。機会は意外には早くやってきた。今年は小学校4年生の夏キャンプに社会人講師として呼んでいただいた。この夏キャンプのシンボルとして使おうと・・・さっそく担当先生にご提案。実はこの鐘、兄弟社学園創立者のW.M.ヴォーリズさん(一柳米来留)と一柳満喜子先生が使われたものと使う段になって聞いた(今まで学園で歴史を刻み続けてきたが何かの理由で忘れ去られていたものだった)。嬉しいことにその鐘の音が再び子どもたちの耳に届くこととなった。この手の物は、普通ならばガラスの陳列棚に想い出の品として飾られてしまうだろう。しかし本来は満喜子先生が日常的に使われていた物、ならば学園の歴史のなかで子どもたちを見守ってきた鐘を再び使いながら守り伝えることが大切。このような保存を「動体保存」と言う。これこそ正しい保存である、なんとも贅沢で、保存の王道とも言える。近江兄弟社学園の魅力はこんなところにもある。写真左下の灯りは、近江兄弟社学園校舎。【2010/07/22】

2010/07/13

停車場ガーデン/コンテナガーデン&ハンギングフラワーバスケットコンテスト



 長野県小諸市の市民ガーデン=停車場ガーデンの「コンテナガーデン&ハンギングフラワーバスケットコンテスト」の審査を行う。コンテナガーデン、ハンギングフラワーバスケットの吊り下げの部と壁掛けの部の計3つのカテゴリーに47点の作品が集まった。思ったよりも力作ぞろいなので審査も楽しめた。5つの審査項目に沿って吟味をした結果、審査員6名の意見も大きな差はなくほぼそろった。僅差の判断は審査員全員がその都度、作品を前に議論を行った。写真上:小諸市長賞(総合賞)を前に新聞記者からのインタビューを受ける応募者。写真中:ハンギングフラワーバスケット(壁掛けの部)の金賞(タイトル:線香花火)。写真下:ハンギングフラワーバスケット(壁掛けの部)の銅賞(タイトル:これでも畑)見た目はともかく、僕が一番気に入った作品、14種類の野菜・ハーブが寄せ植えされている。【2010/07/11】