2013/12/04

竹のドームと赤いリボン

 長野県小諸市の停車場ガーデンに拡張部の計画打ち合せ。今年も竹のドームにベルがさげられ、赤いリボン(毛糸)が配られています。これは最初に僕が竹ドームを作った時に、気軽に皆さんが参加できるようにしたもので4年続いています。年配のご夫人がリボンを結んでいました、「何を望んだらいいのかしら、若い彼氏が出来ればいいね。」と洒落っ気たっぷりの笑顔で。【2013/12/4】

2013/12/03

停車場ガーデン拡張部、なにが必要?

  小諸の市民ガーデン:停車場ガーデンの拡張部の計画が始まりました。ここには少し前まで小さな店舗と交番が建っていました。店舗も交番も引っ越しをしました、そこに出来た土地を停車場ガーデンの庭とする計画です。ネコの額程度の小さなスペースですが、とても大切な場所です。休み所が無いのでベンチをいっぱい置きたい、今のガーデンが見えないとお客さんが来ないのでスカッとしたい・・いろいろな意見があります。でも大切なのは、そこに独自の魅力を作らないと人は来ないものです。今、ここに作らなければいけない魅力はなんだろう。この答えは、その場所(空き地)だけ、一点だけ、見ていては見つからない。街を俯瞰した時になにが必要(最適解)か、そして将来の時間を想像したときになにが相応しいかが見えてきます。【2013/12/03】

2013/11/30

幼稚園の園庭をみるとわかること、そして

かつて仕事をご一緒させていただいた方から、幼稚園の園庭の改善についての相談を頂いた。早速、園を見せて頂く。不思議なことに、このところ保育園/幼稚園計画が続いている。そのような時間を体験して来たことで、子ども達も、先生方もいらっしゃらないが園庭をみると、園長先生のお考えがおぼろげながらも判る様になって来た。さらに園庭に残る子ども達の遊んだ痕跡からいろいろなことが判るものです。例えば、園で飼われているウサギの飼育環境を見ることでもさまざまなことが判ります(ウサギもいろいろと語ってくれます)。しかし、言い換えればこちらの持っている専門性が問われていることに気付く瞬間でもある。【2013/11/30】

2013/11/17

里山案内と京都御苑・秋の自然教室

 昨日は、滋賀県栗東市の里山で「しが自然体験学校」で子ども達に里山の自然を案内しました(写真上:水田のあぜ道から歩きはじめました)。
今日は、京都御苑・秋の自然教室で野鳥を解説をしました(写真下:写真は昆虫学の塚本先生の解説「アオバズクの食痕」の様子です)。両日共に暖かな気持ちのよい一日でした。京都御苑の自然教室は、年四回開催(環境省、国民公園協会京都御苑)されるもので、昆虫、キノコ、植物そして野鳥についてそれぞれの担当講師が解説しました。今回の一般参加者は約120名、二班に分かれて歩きました。野鳥は、モズ、カワラヒワ(声)、セグロセキレイ、キジバト、ビンズイ、ハシブトガラス、シジュウカラ、コゲラ(声)など今の季節よく見ることができる数種にとどまりました。短時間で、観察できた種数も少なく残念でしたが、気持ちのよい散策ができたと思います。【2013/11/17】

2013/08/23

庭づくりデザインキャンプ 中間報告

庭づくりデザインキャンプの第5回の実施を待つ事無く、学園の創立イベントを向かえる事になってしまった。第4回の会で色を塗った木塀はほぼ完成。広場の地面を均し、なんとかこざっぱりとなったガーデン。【20130823】

2013/08/07

庭づくりとは別の話/学校のトイレ

 僕はトイレが好きである、多分人並み以上。考え事をしたり本を呼んだり、実に落ち着く空間である。と同時に様々な国を旅するとトイレの様相も違って面白いからである。だから旅した先々で見聞したトイレの写真が何枚もある。欧州の一部の国や西アジアでは一般的に「和式」と言われるタイプのトイレが一般的であるし、不潔と思いがちなアジアの国でもラオスのトイレはどこにいってもものすごく清潔である(どんな田舎の家に行っても安心して用を足せる)。海外では有料トイレが一般的であるが、マレイシアやシンガポールの有料トイレでは薔薇の香りのおしぼりをもらったこともある。一方、日本の公衆トイレは無料であるが臭く汚い感がある。
 さて、このトイレに関して、今日のインターネット配信の産経新聞( 8月7日(水)9時0分配信)を読んで驚いた。内容は以下の通りである。 
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タイトル:「和式初めて見た」続出 前後逆に座る子も 進む学校トイレの洋式化
 老朽化に伴い「汚い・臭い・暗い」の3Kとも揶揄(やゆ)される学校のトイレの和式便器を、洋式タイプに改修する工事が広がっている。生活スタイルの変化で、慣れない和式で用を足せない子供が増加。洋式化とともに温水洗浄トイレや、流水音などを発する擬音装置を付けるなど高機能化も進む。大阪府内ではこの夏休みに計155の小中学校で改修工事を実施・・・・・・(中略)。
 トイレを我慢すると健康を損なう恐れも指摘されており、洋式化は教育現場にとって。和式便器は一部を除きすべて洋式化した。男子トイレは小便器の位置をずらし、落ち着いて用が足せるよう配慮。センサー式の自動照明で、天井には花が描かれ、居心地の良い空間になっている。

・・・・・・(中略)。
  文部科学省は築25年以上経過した公立小中学校の校舎の改修を求めているが、教室などに比べトイレの改修は遅れているのが実情。担当者は「排便を我慢すると学習の集中力が低下するほか、健康を損なう恐れもあり、極力早く改修を進めてほしい」としている。

 以上まで
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 今はどうか知らないが、僕の小学生の頃は、トイレ掃除は当番制だった。教室には石炭ストーブもあって、石炭運び・防火用水・後片付けまで火をつけ消火までの作業も当番制だった。これらの作業はさほど不評ではなく、仲間と楽しんでいた想い出がある。今ならばきっと、子どもに火は危ないとか、勉強の時間が大切だとかいって無くなる作業だろう。さて話を戻して、トイレは確かに臭くなく、清潔である事は良い事だが、「学習の集中力が低下」「健康を損なう恐れ」なんて言われるとずいぶんと幸せな状況なのだなと思う。ましてや「天井に花の絵?」笑ってしまった。このままいくとトイレの次は、教室の全室エアコン化、そして自動ドア化だろうな? 
 極論かもしれないが、用を足すまで自分の体の一部だったものが一度出てしまえば「不潔なもの」となる精神構造や、「水に流せばどこかに消える的な発想」につながらないといいのになと思う。今でさえ排水レバーを押せば「飲み水の一部が流れていくんだな〜」なんて想像すら出来ないだろう。必要以上に流れ去る水の数%でさえ必要とする人間がいる現状もある。今やどこの小学校でも「国際化教育」ぐらいするんだからトイレも「中国式」「インド式」「トルコ式」とか「英国式」なんていう様にいろいろな国の様式を取り入れれば面白いのに。中には絵本が並び、地図や国々の風景写真なんかも貼ったりして・・・ね。天井の花模様よりもずっと創造的である。トイレも立派な教育施設になりうると・・・素人ながらに思うのである。
 個人的には、自宅以外では便座と直接的な接触を避けたいので「和式」が好きである・・・もちろんそんな場所では本を読む必要は無い。ちなみに僕のトイレには書架があります、好きな写真が飾ってあります。
 要は、トイレと言えども施設計画と言うものは、施設単体だけを考えてもダメで全体的な活用の仕方からその課題を解かないと、近い将来同じ問題が起こるものだ。これで少し庭づくりの話に近づきました。【2013/08/07】

2013/07/25

庭づくりデザインキャンプ 番外編

 小学校4年生キャンプで未完成のグロリアガーデンでキャンプファイヤーを楽しむ。雨上がりの空、静かに燃える炎、夜空の流れ星・・・子ども達が火を見つめる中なか、静かに風、詩そして美しい歌が流れていくのでした。こんな時間と場所がもてる学校って豊かだなとつくづく思う。【2013/07/25】

2013/07/20

庭づくりデザインキャンプ 第4日目

グロリアガーデン・デザインキャンプの4回目。今回は、板塀の塗装を行った。滋賀県産材の杉板に、おなじみのオスモカラー(ウッドステイン・プロテクター)を塗る。風が気持ちよい中、どんどん作業が進む。【2013/07/20】

2013/07/17

祇園祭/山鉾巡行、夏の始まり

祇園祭の山鉾巡行を見に行く。以前はこの山鉾巡行で本格的な夏が始まる季節感があった。だから前日ぐらいまで梅雨の残り雨が心配されたものだ。でも今年はすっかり梅雨もあがってしまい、真夏日だった。各山鉾が誇るお宝の飾りが濡れる心配が無くなったが、逆に紫外線の影響がどうだろうかと心配をしながらの観覧だった。【2013/07/17】

2013/07/13

生きもの調査

今日は、学校主催の生きもの調査にサポート参加。果たして生きもの調査って、そもそも何のためにするのだろうか? どうも今回は「調査が目的の調査」のような内容だった。悪く言えば教師の自己満足。そこに生きものに対する哲学があるか、思想があるかが問題。それとプログラム、スケジュールがデザインされていたかも問題。それにしてもボランティア参加の大学生達ってものすごく生きものの事を知らなさすぎることに驚いた。その彼らが目指す職業が「教師」だった。教員試験に虫採りを必修にすべきである。【2013/07/13】

2013/07/12

祇園祭

 祇園祭の鉾がどんどん組み上がっていく。ちょうど長刀鉾の準備作業に通りがかった。古い部材に加え、まっさらな部材が用意されていた。さてどこに使われるのかはわからないが、こうして永き年月に渡り部材の更新が脈々と受け継がれて来たのだろう。古い部材と世代交代する新しい部材、古いものと新しいものが混ざる構造の紋様。これは「スクラップ&ビルド」ではなく「フロー」のシステム。ものすごく理にかなっているに違いない。ちゃんと素材と時間がデザインされている。【2013/07/12】

2013/07/03

庭づくりデザインキャンプ 石積み完成

参加者全員で苦労した石積みは、佐々木さんによって仕上がりました。造成したら地中から出て来た遺跡? どこか発掘現場の様相です。次回のデザインキャンプは7月20日を予定します。【2013/07/03】

2013/06/02

庭づくりデザインキャンプ 第3日目:みんなで石を積む

 グロリアガーデンづくりの第3回目、今回から本格的な「庭づくり」に入る。今日は「石積み」を行う。庭師・佐々木さんの指導とはいえ石積みを自分でするなんて体験は、滅多に無いと思う。参加者のほとんどが、不安でいっぱいな気持ち。しかし、時間が過ぎるにつれ「石は重すぎる・・・」の声が、「難しいけど面白い」に変わっていく。始まる前の打ち合せで、佐々木さんが言っていた、「ちゃんと積めるかが大事なことではなく、石の重さとか石積みからは見えない裏の状態とか、難しさが少しでも感じてもらえればいいんじゃないの・・・」がしっかり体験できた一日。それにしても石は重すぎる。【2013/06/02】

2013/05/30

常盤公園メモリアルガーデン

 宇部市常盤公園(山口県)内に建設中のメモリアルガーデンの現場を久しぶりに訪れる。工事完成まであと少し。花壇の立ち上がり等は完成している、今は舗装工事の追い込みだった。舗装は雨が降る前にやっておかないと工事期間の遅れにつながる。近くにある公園内のカフェでお茶を飲んでいると店員さんがホウキとバケツを持って現れ、すらすらと地面に絵を描いてくれた。ホウキが筆で、水が絵の具と言うシンプルな材料。3分程で描かれた「バイキンマン」は5分程で消えていくのだった。@山口県宇部市【2013/05/30】

2013/05/23

庭づくりデザインキャンプ 石積み準備

グロリアガーデンの円弧の石積みが始まった。これからが楽しみ。

西の湖

 仕事帰りに西の湖のヨシ原の中にある水田に寄ってみた。大変に美しい風景に風が気持ちよく流れる。近くに遠くにオオヨシキリのさえずりが賑やか。時折、キジの声が響く。

2013/05/13

庭づくりデザインキャンプ 番外編/石探し

 佐々木さん、堀井さんと3名でグロリアガーデンの石積みに使用する石材を選びに朽木まで出かける。小高く積まれた石材の中から今回の石積みにあったもの選び出す・・・といっても軽い相手ではなく、超堅物である。これぞと思う石を運ぶにも足場は悪い、周りの石はうっかりすると崩れてくる、かつ選んだ石は大変重い、の3重苦。場内に入る時にトラックのまま秤に乗り、帰りもう一度秤に乗ることで石材の重量を確認する。一日かかって選んだ石は3トン・・・意外に少ないな〜?。【2013/05/13】

2013/04/29

庭づくりデザインキャンプ 第2日目

 今日は気持ちのよい一日でした。庭づくりデザインキャンプ2日目(2回目)、前回の20日の続きの整地とお知らせ看板づくりです。午前、午後とも大勢の参加者で想像以上の成果です。次回の日程は未定ですが、石積みと木柵づくりを予定しています。【2013/04/29】

2013/04/20

庭づくりデザインキャンプ 第1日目

 小学校のホールの庭〈グロリアガーデン〉のデザインキャンプ第1日目(回目)は、敷地の整地(主に地面に隠れている石や異物の撤去)を行なった。予定の作業が概ね出来たので、広場の位置出しも行う。朝から寒い日で、午後には雨まで降り出した。次回は29日。【2013/04/20】

2013/04/16

庭づくりのデザインキャンプ

 小学校小ホールの庭「グロリアガーデン」の工事を「自力建設」ですることにした。これを「デザインキャンプ」と名付けた。今回の工事受注者(造園工事会社)は、その工事そのものをするのだが、一般的な工事と違うのは自力建設のサポート(技術的指導)を主とすること。デザインキャンプの第1回目は、4月20日と29日。参加呼びかけは、児童、保護者、教員、卒業生・・・など。作業は、午前10時から午後4時まで行い、参加者はこの時間中に自由に参加することが出来る。このデザインキャンプでの作業は、簡単な測量、植栽、石積み、レンガ舗装、木塀設置・・・など庭を造る作業を一通り行う。全部にくれば自宅の庭ぐらいは自分で建設できる程度のスキルは身に付くはずである。キャンプと名付けたからには、夏休みは本当に泊まり込みもやりたい。【2013/04/16】

2013/04/12

学校の庭

新しく仕事で関わることになった学校の庭の模型を打ち合せのために作る。敷地としては小さいのだが、学内では大切な場所。昔に存在した花壇の復元と既存の緑地に残る希少な植物の保全を目的とした庭を提案した。Photo:2013/04/12

2013/04/05

サクラはなびら

 お花見散歩で北大路近くの疎水沿いを歩く。狭い疎水の両岸にはサクラの古木が並木で続き、見事に咲き誇った花枝を川面に張り出させている。川面を見ると花びらが上流から流れてくるのだが、水草があることろではその花びらがいく層にもなって水面を覆っていた。淡いピンクのクレープの布地が川面に敷かれているようできれいだ。空から見れば、川面にいく筋もの淡いピンクの線が海までつながっているのだろう。Photo:2013/04/05  疎水、松ヶ崎、京都市

2013/04/01

春の花2種

 今年もサクラ(ソメイヨシノ 写真上)が見頃となった。でも見頃なのはサクラばかりでなくハナノキの落花(写真下)も見事。ハナノキは、カエデの仲間でサクラの満開の時期の先駆け花を咲かせ、花びらを落す。落ちた花は、見事に赤く、ハナノキの紅葉を思い起こさせる。Photo:2013/04/01  @真如堂、京都市

2013/03/27

木の回廊/モザイクタイル平板

近江兄弟社小学校浅小井校舎の木の回廊にあたらしいモザイクタイル平板が入った。このモザイクは、今年の卒業生が卒業記念に作ったもの。いつでも記念平板が入る様にレンガを仮に入れてある。このブランクスペースはまだ8箇所ある。今後が楽しみである。【2013/03/27】

保育園の庭とポンプ

 保育園の庭工事も来週に完成。今回の園庭では、面白い(・・・と自分では思う)工夫をした。砂場の横に手押しポンプを設置した。このポンプの水源は「井戸」ではない、「砂場」である・・・ここの砂場は地表面から約50cm下でバスタブ状に水が溜まる程の排水の悪い場所。砂場の底に溜まる水をなんとかしないといけない。そこで手押しポンプで排水しよう考えた。さらにこの水を手足洗いと花壇への灌水に活用しよう、そしてどうせやるなら砂場そのものを「濾過層」として作り込んだ。砂場の底に溜まる水は少なくとも約2t、一度に利用するのは十分な水量である。ポンプのハンドルを上下すると計算通りにきれいな水がたっぷりと出てきた。こんな試みは多分、日本でここだけだろう。【2013/03/27】

2013/03/23

常盤公園花植えWS

 今日は、昨年末に設計した常盤公園のメモリアルガーデン(山口県宇部市)の市民参加ガーデンづくり/花植えワークショップに参加しました。今回の場所は光と水のガイアガーデンの花壇、大勢のボランティ、市民が集まるとさすがに仕事が速い。沢山の花苗も一時間少しですっかり植えることが出来ました公園緑地課の皆さんの動きもさることながら、担当企画のお茶サービス(ローズマリー風味の蜂蜜茶)とお土産(ローズマリーのリボンつき小枝)皆さん満足でした。このガーデンの一期目のオープンは3月31日。【2013/03/23】
詳しくは、こちらをどうぞ 
http://www.facebook.com/memorialgarden.ube

2013/03/15

保育園計画の園庭模型

 長岡京市で新しく計画される保育園園庭の模型をつくる。ここはすでに造成が終わっていて、そこにはコンクリートヨウ壁もあり、基本的には地盤は触れない。スタディ中の計画の模型を作る。こんなに地盤差あった?・・・と思い、測量図をみるとやはりその模型の地盤差は正しかった。空間を理解するのは模型が一番である。今年、一個目の模型だった。【2013/03/15】

2013/03/14

保育園の庭/壁工事

 今日は、保育園の園庭のゲート壁の工事。壁の表面は着色モルタル掻き落しという仕上げ。モルタルを一度きれいにコテで塗り、半乾きの頃合いを見計らって、生け花の剣山のような道具で表面をザラザラに仕上げる。壁の上端は半円形で、こちらはコテでぴっちりと仕上げる。もちろん作業は左官の職人さん(写真上)。そんな中、ちょうど小学生達が遊びにやってきた。「なにやってんの〜」と彼らは本能的におもしろことを見つけたと言わんばかりである。やってみたらと振ると、さっそく職人さんがやっていたことを見よう見まねでやってみる。彼らなりに真剣である(写真中)。中にひとりとても上手な子がいた、力の抜き方が上手い。僕が「もっとやってもいいよ」と言い、隣で職人さんは「失敗してもそのままでおくから、それも想い出になるよ」と言う。こんな現場は楽しい。さて壁の上のかまぼこ形は、どうやって作ったか・・・このために職人さんは塩ビ管を半分に切って、コテの様に滑らかにして、新しい道具を作っていた。あらかた半円形を整えた後は、ビニール袋を切った幅広のヒモで最後の仕上げをしたのでした。仕事の出来る職人は、道具を自分で造る(写真下)。

2013/03/11

保育園の庭

 保育園の庭工事(写真上)が始まった。今日は木柵の色サンプルを確認する、左側の3色(写真中)をランダムに使用する。となりでは砂場の工事(写真下)も着々と進んでいる、実はこの砂場の場所、大変に水はけが悪い、ひと雨で底部に30cm以上の水が溜まってしまう、さらに放っておけばバスタブ状態。しかしその水が溜まってしまうという砂場によっては最悪の条件を、利用する秘策を考えた。【2013/03/11】@浅小井、近江八幡市

エディブルガーデン

 小学校の花壇に試験的につくったエディブルガーデンもやっと野菜が収穫できる様になった。苗を植えたのは昨年の10月、本来ならば12月末には収穫できると思っていたが、なんせ肥料も水も薬も与えず、他の草(雑草と一般に呼ばれる野草)と競争させたので、その分成長が遅かったのだと思う。今日はこのブロッコリーを食べてみた。薬など一切かけていないのでそのままちぎって生で食べてみる。この味がその種類の特性かどうか判らないがとても甘い。イタリアンパセリはものすごく大きな株に成長した、ブロッコーリは食べごろ(写真上)、キャベツ(写真下)は来週には収穫できる。さらにしばらくすると野菜にかわり、ビオラやチューリップの花が咲き始める。そのあと夏野菜の苗を同じ場所に植えればいい。【2013/03/11】

2013/02/28

お寺の塀の隅の取り合い

 出先で散歩、お寺の塀の隅の取り合いを見つける。新しい塀なのだが、2辺の壁が出会う隅はきっちりと工夫がされている。わざと高さを変え、しかもきっちりと勝ち負けをつけている、そしてちゃんとした水仕舞い。面倒な仕事だがこれが大切。シダレザクラが壁の向こう側から張り出し、壁の段差間からなんとなく庭の気配。Photo:2013/02/28 @京都市東山区海蔵院

2013/02/27

保育園園庭

 保育園の園庭計画が始まります。ここは分園の正面庭。さてどんな園庭になるか楽しみです。完成は3月25日、春から子ども達が利用します。Photo:2013/02/27  @浅小井、近江八幡市

2013/02/23

芝生に浮かぶ雲

 芝生の上に面白い模様が出来ていた。(写真上)まるで飛行機から見下ろした時の湿原か草原の上流れる雲の様だ。地温が高くなり、雪面との間に1cm程の空間ができている。ひろい芝生広場にできた紋様はとても不思議できれいだ。冬期の花のない季節にはこんな風景もガーデンにとって大切なんだと伝えるのは難しい、きっとガーデンのスタッフ達に言えば一蹴で笑われてしまうのである。
 停車場ガーデンの入口部隣接していた喫茶店と交番が解体された。(写真下)交番はすぐ横にあたらしく建設された。ここに空いた場所は停車場ガーデンの拡張エリアとして計画される。駅前からも直接見える場所なのでとても大切に考えなければならない。@停車場ガーデン【2013/02/23】

2013/02/22

120本の赤いリボン

 今年初めての小諸・停車場ガーデン。昨年末より設置されていた竹ドーム(クリスマス&新年イルミネーション)の撤去作業が行なわれていた。僕は、竹ドームに結わえられた赤いリボンを一つ一つほどいた。3年前に初めて竹ドームを設け、吊るした鐘を叩く時に新しい年への希望を結わえてください・・・と赤いリボンを配った。今年はちょうど120本のリボンがあった。120人がどんな思いを寄せたのか。@停車場ガーデン【2013/02/22】