2011/03/31

もりの風こども園園庭完成

 滋賀県守山市にある「もりの風こども園」の園庭が完成した。正確には、ようやく園庭づくりが始まったというべきだろう。今後は、親子参加による芝生張り、雑木苗の植栽、先生方との冒険遊び場づくり・・・などなど。樹木が大きくなるにつれ子どもたちが成長するように風景も育っていく。アイアンアーチもバラのゲートになるだろう。ここでどんな遊びが生まれるか、楽しみだ。【2011/03/31】

2011/03/22

新しい小学校を考えるWS


 小学校の移転計画(小学生が判る言い方では「学校の引っ越し」)を考える・・・あたりまえだがいくつかの前提条件がある。但しこの条件はちょっと難しくもあり、魅力的でもある。その条件とは・・・新しく小学校が移転する場所には元学校建築があり、この施設を魅力的に活用する(つまり建替えはしない)。現在の小学校は歴史的な背景を持つ(つまり愛着を持った多くの卒業生が存在する)。いくつもの中庭がありこれを有効かつ魅力的に使う。予算は潤沢ではない(これは当たり前)。生物多様性に配慮する・・などなど。そこで今回の計画を進めるにあたり現職の先生と保護者、そして子ども達(なんと卒業生の中学生も参加してくれた!)で新しく中庭になるであろう敷地を考えるワークショップ(WS)を開いた。草ぼうぼうの中庭の草刈りをした後は、感想・希望・要望の意見交換の時間とした。初めての会なのでそんなに多くの意見は出ないが、忘れる事のできないとても大切な意見を頂いた。保護者と児童と教職員が同じ視点で、だれが上座で誰が下座もない、加えて卒業生までもが参加して意見を出し合える学校づくりなんて滅多にない。とても健全で、創造的で、正しい計画の道が始まった。【2011/03/22】

2011/03/21

もしもの時に、子どもたちが「自分を守る」ために用意するもの

 このシートは、僕が関係している小学校に先日送ったもの。今回の震災で多くの子どもたちのこころが傷つき、そして多くの命が亡くなった。しかしニュースを見ているとこども達の様子や状況がほとんど報道されない。そんな中たった一瞬だが避難所で一人の女の子がぬいぐるみを撫でている様子があった。僕はほっとした。震災・津波直後のシーンで少年が釣り竿を持って逃げてきた様子もあった(彼にとって宝物だろう)。一個のぬいぐるみや一本の釣り竿が彼らの心の支えに必ずなると僕は思っている。昨日は、震災発生10日目にして80歳の祖母と16歳の少年が救出された。これには人間の強さに驚き、励まされた人も多いに違いない。しかし一方で原発はいまだ収束の兆しもなく希望を見いだせない。今度は遠くの関係ない地域でも物品や燃料の買い占めが起こっている、ホウレンソウや牛乳の出荷制限と共に風評被害が懸念される、埼玉県では公用車からガソリンが抜き取られる・・・悲しい。そんな思いを拭うためにも書いたものが「子どもたちが自分を守るために用意するものシート(災害時持ち出し品リスト)」。 子どもたちにとってカンパンや薬、頭巾は必要ない、それは大人が用意するもの。彼らにとって必要なものは自分の心を支えてくれるものだと思う。それは一冊の絵本で、一個のぬいぐるみだ。【2011/03/21】


2011/03/16

雪の現場で思う事

 3月11日午後2時に東日本大震災が発生。今、急ピッチで工事が進む現場でも話題は被災者の事。16日の現場でも午後から降雪となった。中にはご家族が震災に遭った工事関係者もいる。雪の中、誰もがもくもくと仕事をこなすが、職人さんの頭のなかは雪の中で耐える被災者のことか。Photo:2011/03/16 @守山市、滋賀県

2011/03/12

地震の時の対応

打ち合せ先で今回の大地震と津波の被害を知った。
この地方には何人かの知人が暮らす。連絡はとれない。被災された方々の安否を祈るばかりである。
僕へ届いた「冒険遊び場づくり協会のML」では、被災した地域の子どもたちのフォローが検討されている。
以下にお伝えします。


1. 私自身も阪神淡路大震災の経験者ですが(当時小学5年生)、なんだかわからない大きな不安につつまれます。落ち着いたら子ども達の精神的被害を軽減するために、紙に思いっきり絵を描かせてあげたり(黒い絵になることが多くなるそうですがご心配なさらずに描かせてあげてください)、いつもの歌を一緒に歌ったり、ごく簡単なことでいいので遊ばせてあげてください。きっと周りの大人にとっても元気づけられます。
そしてみなさまも、万が一に備えてください。


2. 地震の時の対応:特に知っておいてほしいこと

・これから夜になるとき。
阪神大震災で最後に最大に悲惨に襲った災害は、「治安悪化」による「人災」です。 大切な人を守ってください。 一人でいる人は、最寄りの知り合いと小さくても良いのでコミュニティを作りましょう。

・避難した女性の方。
絶対に一人で公衆トイレに行かないで。 便乗する性犯罪者がいます。
常に誰かと行動して、トイレも二人以上でいくようにしてください。

・赤ちゃんがいる方。
赤ちゃんの頭にタオルでも何でもいいので、クッションになるようなものを置いてください。
阪神大震災で、テレビが飛んできて死亡した乳児がいました。 彼の死を無駄にしないで。

・電話の使用は極力避けてください! 
非常の為の119番や110番がかかりづらくなっています。  安否の確認は災害用伝言ダイアル171番またはツイッターなどのネットの利用でお願いします。

・地震が起こったら、必ず窓を開けてください。
そして、家にいる人は、水道が止まる前に、お風呂に水をためてください。 まだ、電気が通じる人は、ご飯を炊いてください。 阪神淡路大震災の経験から、皆さんに伝えます。

・停電をした地域は、必ずブレーカーを全て落としてください。
また避難する際も絶対にブレーカー落としてください。 送電時に火災になって家が燃えてしまいます。 停電から復旧した瞬間ショートして火災というケースも多いようですので、停電してても落としてください。 通電されたら小さなブレーカーを一つづつ入れて下さい。 漏電ブレーカーが落ちるようでしたら、無理に入れず、電気事業者等に連絡をとって下さい。

・ガスの元栓をしめてください。
ガスが充満すると静電気だけで大爆発が起こります。

・断水の可能性がありますので、お風呂に水をためてください。
飲料水の確保もお忘れなく。 ネットが使えるうちに自分の住んでる地区の避難場所を確認してください。

・足元数十センチの津波でも足をすくわれ一気に沖合まで流されます。
絶対に見物などには行かないようにしてください。

・車のトランクにタイヤ交換用のジャッキがついているはずです。
瓦礫の下敷きになっている人を救助する場合、かなり重要になってきますので、提供をお願いします。

・室内に居る時も、履物の確保をしてください。
ガラスの破片で足を怪我すると、命取りです。

・避難する時は、雑誌を頭に載せてタオルやシャツで包むだけでも
簡易ヘルメットになります。 おなじように足に巻けば、履物になります。

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お願いします!

【2011/03/12】