2011/03/22

新しい小学校を考えるWS


 小学校の移転計画(小学生が判る言い方では「学校の引っ越し」)を考える・・・あたりまえだがいくつかの前提条件がある。但しこの条件はちょっと難しくもあり、魅力的でもある。その条件とは・・・新しく小学校が移転する場所には元学校建築があり、この施設を魅力的に活用する(つまり建替えはしない)。現在の小学校は歴史的な背景を持つ(つまり愛着を持った多くの卒業生が存在する)。いくつもの中庭がありこれを有効かつ魅力的に使う。予算は潤沢ではない(これは当たり前)。生物多様性に配慮する・・などなど。そこで今回の計画を進めるにあたり現職の先生と保護者、そして子ども達(なんと卒業生の中学生も参加してくれた!)で新しく中庭になるであろう敷地を考えるワークショップ(WS)を開いた。草ぼうぼうの中庭の草刈りをした後は、感想・希望・要望の意見交換の時間とした。初めての会なのでそんなに多くの意見は出ないが、忘れる事のできないとても大切な意見を頂いた。保護者と児童と教職員が同じ視点で、だれが上座で誰が下座もない、加えて卒業生までもが参加して意見を出し合える学校づくりなんて滅多にない。とても健全で、創造的で、正しい計画の道が始まった。【2011/03/22】

0 件のコメント: