2012/10/27

小学校クラスの専用庭工事(続々)

 植物の成長は本当に早いと思う。バジルもイタリアンパセリも、キャベツもブロッコリーも順調に大きくなってきた。ところが何と言う事か!本来は土から勝手に発芽した草を放っておくはずがここの工事をした業者さんに除草されてしまった。ここは自然農法菜園花壇、オーガニックガーデンなのである先日、説明したのだが造園屋さんにとって「雑草は除去しなければいけない」と言う永年の常識(TPOに関わらずいわばこれが望ましいと言う思い込み)、つまり聞いているものの体が自然と除草作業に向かうらしい。一見、きれいではあるが、理想ではない。【2012/10/27】

2012/10/25

無風になびく花

 風もないのにそよ風に揺らぐような花だった。小学校時代に花壇でいやと言う程見た鶏のトサカみたいな形のケイトウは暑苦しくて好きではないが、このノゲイトウ(園芸品種/キャンドル)は動きがあって面白い。品種名の「キャンドル」もぴったりの名である。@京都府立植物園【2012/10/25】

2012/10/22

屋上緑化の追跡調査

 近江兄弟社学園武道場の屋上に設置した緑化ポットの生育調査を行う。折半屋根は、計画当初の予想をはるかに越えた過酷な環境。昨年に引き続き今夏の暑さは格別、やはり植物の生育は思わしくない。しかしながら興味深い結果も得られました。植栽当初、順調な生育を見せたへデラ類のほぼ壊滅状態に対して、チガヤは結構元気に成長していた(写真上)。昨年なかった2種のスミレの実生(写真下)もあった。ただしこれは別の株についていたものが発芽したもの(スミレの種は、風や鳥に運ばれない)ノイバラに比べ、ナニワイバラの方が断然強い。ハイゴケは生育。エノコログサ、セイタカアワダチソウもやって来た。来年度の課題が見えてきました。【2012/10/22】

小学校クラスの専用庭工事(続)

 小学校クラスの専用庭もずいぶんと緑が濃くなってきた。ここの専用庭の形には特徴を持たせず、2つコンセプトを持つ庭にしました「エディブルガーデン」そして「自然農法」。花壇のような菜園、菜園のような花壇。今の時期は、イタリアンパセリ、バジル、レタス、3種のブロッコリー、2種のキャベツ、2種のセージ、ナデシコを混植しています。自然農法的に育てたいので勝手に生えてきた草花(一般的には雑草とも言います)と競争して生育します。肥料を与える事もしません。このガーデンに投入した土は「畑土」です、土が運ばれてきて3週間目、興味深い事に非常にたくさんの草の芽生えが観察できます。ヒメオドリコソウ(残念ながら外来種)、ヨモギとスギナ(これはちょっと厄介)、タケニグサ、ハコベ、ダイコン(?)、なんとジャガイモまでありました。さてどのようなガーデンになるか楽しみです。@浅小井、近江八幡市【2012/10/22

2012/10/14

秋の里山

 果たしてここはどこだろう・・・ブータン,ネパール? でもやっぱり日本的?ここは滋賀県仰木の里山です。急峻な地形の棚田、きれいに刈り込まれた斜面、鹿よけネット、人の手が常に入っている樹木、真ん中の木陰で農作業の男性が休んでいます。一枚の風景からいろいろなことが見えてきます。今の土木手法では作れない棚田、人の工夫に満ちた使い方・・・こんな場所を見ると心が穏やかになります。このような環境を見ると、普段、設計し造っている公園や緑地がいかに薄っぺらなものかと思う。これからはこのような環境を守り、また新しく創りたいものです。@仰木、滋賀県大津市【2012/10/14】

2012/10/09

停車場ガーデン/せせらぎの丘

 久しぶりに小諸・停車場ガーデンを訪れる。せせらぎの丘には、6月に地元の小学生達と植え込んだ植物も成長し、沢山の花をつけていた。来年の株充実が楽しみ。日頃の管理をして頂いているガーデンスタッフのご苦労が実り芝生の状態もパーフェクト。今秋は地元にアトリエを持つ造形作家の彫刻をいくつか展示をしている。植物の彩りの中、彫刻がおもしろいコラボレーションをしていた。@小諸/停車場ガーデン【2012/10/09】

2012/10/01

小学校クラスの専用庭工事(完)

 小学校クラスの専用庭工事が完成したので一応完了検査を行う。規模が小さいから、工事内容が少ないからといっても欠かせない作業。ギボウシの苗の間隔に問題有り、植え替える。植栽直後は物足りないが、2年後の成長を想定した位置決めが大切。
 その後、小学校の先生方と野菜苗と宿根草類を植える(写真下)。野菜苗は、ブロッコリー(白色、黄色、紫色の3種)、キャベツ、イタリアンパセリ、バジル、宿根草類は2種のセージ、ダイアンサス(ナデシコ)、パープルファウンテングラス(カヤツリグサの紫葉種)。どちらも混ぜて植え込んだので成長すると花壇のような野菜畑、野菜畑のような花壇・・・つまりここの場所は「エディブルガーデン」となる。少し物足りないので後日、追加植え込むことにする。植え込み直後はしなだれていた苗も、珈琲ブレイク後に見るとすっかり立ち上がり、植物の強さを感じる。少しでも人の手が加わると花壇が生き生きとしてくる。順調に成長すれば年末に収穫が出来る。@浅小井 【2012/10/01 】