ラベル 植物の話 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 植物の話 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2014/11/10

ハガキになる木・タラヨウ

 散歩途中、遠くから赤い実を沢山つけた木を見つけました。この木は「タラヨウ」(モチノキ科 Ilex latifolia)という名の常緑広葉樹。雌雄異株で、花期は4~5月頃、4mmほどの小さな淡黄緑色の花が群れて咲き、秋には8mmほどの小さな球形の赤い実がなります。一見、コーヒーの様でもあります。葉は肉厚で20センチほどもある長楕円形をしており、その縁は鋸のように細かいきざぎざとなっています。日本では葉の裏面に経文を書いたり、葉をあぶって占いに使用したりしたため、その多くは寺社に植樹されており、葉の裏面を傷つけると字が書けることから、郵便局の木として定められています。だから郵便局の前などにも植樹されています。以前、知り合いの方がこの葉に住所・文字を書き、切手を貼り、投函できたそうです。@京都市【2011/11/06】

2014/04/11

シダレザクラ(府立植物園)

 今書いている計画説明で必要な植物の写真を撮りに府立植物園に行く、ソメイヨシノの花をすっかり終わっていたが、シダレザクラがちょうど満開。数年前に桜苑一帯の土壌改良をおこなったためだろう、今年のシダレザクラはここ数年で一番みごたえのあるものだった。土壌改良の成果がようやく出て来た。職員のご苦労があってこその花見である。
 先週、植物園を訪れた時は、60代女性3人組がクリスマスローズの苗をまさに堀採っている場面に出くわした。盗掘と言う行為である。僕が注意した時はすでに小さな株がティッシュに包まれ手に握られていた。さらに注意している最中も一人は木の枝をスコップ代わりに苗を堀採るのに夢中、あきれたものだ。その後、事務所に一報、職員方がすっとんでいった。植物を育てる以外にも苦労は絶えないのだ。【2014/04/11】

2012/10/25

無風になびく花

 風もないのにそよ風に揺らぐような花だった。小学校時代に花壇でいやと言う程見た鶏のトサカみたいな形のケイトウは暑苦しくて好きではないが、このノゲイトウ(園芸品種/キャンドル)は動きがあって面白い。品種名の「キャンドル」もぴったりの名である。@京都府立植物園【2012/10/25】

2012/06/16

アジサイ・アナベル

一昨年、完成した学校の小庭園に西洋アジサイ・アナベル(学名:Hydrangea arborescens 'Annabelle')が見事に花を付けました。つぼみの頃には緑色で,開くにつれて薄緑から純白の花に変わります。株はまだ大きくなっていませんが、今後成長と共にたくさんの花が集まった花房は直径が20cm以上にもなるでしょう。雨の中、純白の花が目立ちます、雨粒が花に溜まり少々重たそうです。@近江兄弟社学園 【2012/06/16】

2012/04/22

雨の里ザクラ

 雨の京都御苑、里ザクラが満開だった。昨夜の風雨でずいぶんと花が散っているが、桜の枝が地面につかんとばかりにたくさんの花をつけていた。もの凄くきれいな風景だった。@京都御苑【2012/04/22】

2012/03/29

サンシュユの花


植物園のサンシュユの花が満開になった。すこし荒く見える樹形の枝先に小さくまとまった繊細な花がいくつもつき、遠くから見ると全体にほんわかとした黄色の外皮がかぶった様に見える。とても品がよくて好きな花木の一つです。マンサク、サンシュユ、ミツマタ・・・早春の花木は「黄色」の花が多い。Photo:2012/03/26 @京都府立植物園【2012/03/29】

2012/03/25

マンサクの花


春一番の木の花と言えば「マンサク」(Hamamelis japonica)、黄色く細い紐状の花弁が面白い。「まんずさく」(春一番にまずさく)が名前の由来とされる。庭木に使うとけっこう品があり好きな樹木だ。@上田城址 【2012/03/20】

2010/09/23

ナンバンギセル現る

 春に完成した庭に植えた斑入りススキ(タカノハススキ)の株元に「ナンバンギセル(南蛮煙管)」が開花した。この風変わりな植物は、ススキに寄生する一年草。一見、トキソウにも似た風変わりな頭でっかちな赤紫の花は偶然と言え華を添えてくれた。来年も出てくれると嬉しいのだが。@近江兄弟社学園武道場の庭【2010/09/22】

2010/02/06

樹に宿るこころ、こころに宿る樹

 昨夜、仕事の帰り道での出来事。バスを降りて自宅までの暗い道を歩いていた。ちょうど僕が卒業した錦林小学校にさしかかった時だった。5mすこしばかり前を歩いていた50歳半ばの男性が大きなケヤキの前に立ち止まり、両腕でケヤキをしっかりと抱き、しばらくしてから両手を合わせ丁寧なお辞儀をした。錦林小学校は明治2年(1869)の創立、今年で141年を迎えた。男性が抱いたケヤキは、この錦林小学校に残る大きなものだった。僕が小学生の頃は5〜6本あり、すでに隣の道路まで大きな樹冠を広げ、幹もたいそう太かった記憶がある。当時、ケヤキは背の高い塀に囲まれた校庭のなかにあった。その後、高い塀が解体されて今の様に歩道から直接触れることができるようになった。今では大人が二人で手を回しても届かないぐらい太い。樹齢140年まではいかなくとも100年ぐらいは軽く経過しているだろう。僕はこのケヤキのことをよく覚えている。なぜなら教室の勉強にまったく興味がわかない僕は、木造2階の教室の窓から一日中飽きること無く見ていたからだ。そしてケヤキの樹冠の向こうには、もっと興味を引く平安神宮の森や東山の山並みもよく見えた。周囲の森の風景以外に、唯一学校で興味を覚えたのが理科の先生が熱く語ったノーベル物理学賞の朝永振一郎先生(1906~1979)の話と階段の踊り場に飾られていたコンドルの剥製(夜になると餌を穫りに山に飛んでいくと伝説があった)。ともかくそんな古い学校なのでこのケヤキに僕と同様、さまざまな想い出を持った卒業生がいてもおかしくない。そんな僕も夜遅くともいつもその樹の傍らを歩くことが多い。だがこの男性がとったストレートな行動に僕は驚き、木・植物の持つ力をあらためて見たのだった。そうそう、僕たちはじめ周囲の人たちは、この錦林小学校を「錦林校(きんりんこう)」と呼んでいる。間違っても「錦林小」とは呼ばない。多分、「錦林小(学校)」とは「施設」のことを指し、「錦林校」とは小学校に直接関わる(父兄や生徒)ことの無い人間においても関係してきた「地域のシンボル」を指しているのだろう。さて、話はもどり一日中外の風景を眺めていた僕の成績はいわずと知れてクラス最下位(ただし理科を除いて)、担任のS先生からは「この子、頭おかしい」と烙印を押されてしまった(この判断、間違ってはいないだろうけど、両親に告げられ少年はけっこう傷ついた)。実はなにも考えずに森や風景を眺めていたんでは無い、小さな脳味噌なりにちゃんと理由はあった。「なんで、木の葉っぱはあんなにキラキラ輝くのだろうか?」この答えをS先生は教えてくれなかった。答えを自分で見つけるまでには時間がかかった。それは「照葉樹林」の存在を知った高校生になってからだ。「照葉」・・・夏期に雨量の多い地域では、その環境から葉を守る為に葉の表面のクチクラ層が発達し、光って見える。確かによく見ていると表面を陽光があたり樹冠の葉が虹色に輝く時がある、ああっこれがあの時の「キラキラ」なんだ、そしてそれこそが「錦林」(*1)なんだと・・・確信した。やっぱり植物はまったく不思議で魅力的なのだ。【2010/02/05】
*1 本当の「錦林」の由来:かつてこの地域(聖護院一帯)は深い森だった。そして、秋の紅葉は大変美しく錦の織物ようだったので銀林と呼ばれるようになったとのことです。(しかし、この説にはいささか疑問が残る・・・この地域は昔、城があったほど栄えていた。そんな場所が深い森だったとは信じがたいからだ。それにこの地域が深い森ならずーっと先まで深い森だったに違いない。やっぱり「キラキラ」が正しいと思うのだ)
*2 写真は4月6日に追加しました。ケヤキの左側にかつて塀があった。

2009/11/06

冬桜(ふゆざくら)

 仕事で宝塚市郊外の樹木ナーセリーに出かける。ちょうどジュウガツザクラ(十月桜、冬桜)が花をつけていた。今日の陽気は冬と言うよりも春の様なサクラが似合う気持のいい一日。この十月桜は、一度につける花の数は少ないものの約2ケ月にわたり花が楽しめると言う。Photo:2009/11/06 @兵庫県宝塚市

2009/10/19

ドングリ

 今年はドングリ(シイ・カシ類の堅果)の成り年のようだ、山でも公園でもコナラやクヌギの木が沢山のドングリをつけている。今日見たコナラも例外ではない。今年もドングリの苗を育てようと思い実を拾っていた時に面白いことに気づいた。同じ種類の木でも葉の形や樹形に個性はある、コナラも例外ではなくむしろ他の木よりも葉の形のバリエーションは多い。写真は図書館の庭のコナラ並木の葉と実(ドングリ)。細く小さな葉をつけたコナラ(左)の実はなじみ深いだ円形のドングリ、一方幅広の葉をつけたコナラ(右)の実はやけに細長く同じ種類の木の実とは見間違えるほど。写真で見るとその違いはさほど感じないかもしれないが、手に取ってみるとその違いに驚く。図書館の庭のコナラ並木だからもちろん人が植えたもの、果たしてどこからやってきたのか興味深い。2009/10/18 @近江八幡市立図書館

2009/05/27

斑入りのアオキ

 1ケ月ぶりの植物園。平日なのに来園者が多く驚く。ちょうどバラの季節の為だろう。やっぱり人が多い時は静かなコースを歩きたくなる。ゆっくり歩いていると普段気づかないものに出会った。椿の木陰にあった「アオキ」。一見、普通の斑入りアオキだが、2タイプの斑入り葉が同じ株元から出ている。葉っぱの付き方が大雑把で、暑苦しいイメージのアオキもこうやって見るとなかなかいい感じだ。特に左の中央が黄色のタイプは美しかった。

2009/05/22

雨のホスタ




 庭のホスタ(Hosta 和名:ギボウシ)もすっかり大きな葉を茂らせてきた。この季節の雨はななかな良い感じ。水滴がホスタの葉状に奇麗な文様を作り出す。小雨の中、いくつかのホスタを見ていて気づいた・・・銀緑色系の種類ほど表面張力が強いのか水滴がきれいな形になっている? 葉の銀緑色は、陽光が葉の表面の細毛(?)に反射して出来る色味なのかもしれない。日本で庭(ガーデン)と言うと花ばかりのイメージを持つし、実際に一年を通して花モノばかりを使う。そんな庭を見ると僕はいつもくたびれてしまう。やっぱり葉色の違い、葉形の違いも楽しむべし。特にこれからの季節、水滴の形も楽しみたい。写真は上から、銀緑色の強い順。1)ハルキオン、2)クロッサリーガル、3)フランシス・ウイリアムズ、4)ゴールド・スタンダアード。【2009/05/22】

2009/04/10

木の話し/ヤマザクラ

今日は本当に暖かな一日だった。仕事の合間に京都御苑に行った。残念ながら花が終わった桜も多かったがまだまだこれから。学生時代、ブラジル人留学生と鴨川を歩いていた時に彼が言った。「こんなに沢山の奇麗な花を一度に咲かせる桜は世界で一番すばらしい木だよ。」桜を見るとその言葉を思いだす。以後、いろいろな木を見てきたが確かにそう思う。写真はヤマザクラ【2009/04/09】Photo;@京都御苑