2009/01/07

芝生の養生

 近江兄弟社小学校の芝生の中庭は,子ども達に人気の場所。人気があるがゆえに時々休ませないと疲れてしまう。今日は芝生広場の周りにロープが張られ,「お願い事」が書かれていた。何でもないあたり前のことだが感心した。芝生の広場を提案すると,必ず管理が大変である,養生期間が必要だ(そのあいだ使えない)といった課題・問題(?)が起る。だからもっと簡易なものはないかと聞かれてしまう,だから止めましょうと言われることも少なくない。芝生の空間が子ども達に与える利点は多い,しかしそれと同じぐらい手入れが必要なのも事実。この使う・休ませるのメリハリのある使い方がなかなか出来ない。今日はこんなあたり前のことに感心してしまった。管理のためにはもう少し冒険的試みをしても良い,子どもたちに割りばしを配り,一人100回芝生の地面を刺せば良い。きっと良いエアレーションが出来るに違いない。
【2009/01/06】Photo:@滋賀県近江八幡市近江兄弟社小学校

NI-WA=NO-MA・その12=シードボール「かいわれ団子6」

 あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。昨年のブログを振り返ってみると,庭づくりの話しよりもその周辺の話しがほとんどと気づく。単に庭づくりと言えどもさまざまな事柄に関係しているものなのだと思った。これは話題に欠ける自己弁護か。さて,ボーダレス・アートミュージアムNO-MAのシードボールを見に行く。さぞや元気に成長しているものと思うと,実はすっかり大きく成長し,蕾も沢山上がってきた水仙がぺったんこになっている。年末に降った雪が原因。ただしシードボールの草の若葉は元気である。周囲の水仙は,成長が悪いので積雪の影響はほとんどない様子。シードボールの置かれた場所の地中に偶然眠っていた水仙がひときわよく成長したと思っていたがこんなこともあるものだ。先にうまく成長したものが必ずしも勝者と言う訳ではなさそうだ。
【2009/01/06】Photo:@ボーダレス・アートミュージアムNO-MA