2014/11/10

ハガキになる木・タラヨウ

 散歩途中、遠くから赤い実を沢山つけた木を見つけました。この木は「タラヨウ」(モチノキ科 Ilex latifolia)という名の常緑広葉樹。雌雄異株で、花期は4~5月頃、4mmほどの小さな淡黄緑色の花が群れて咲き、秋には8mmほどの小さな球形の赤い実がなります。一見、コーヒーの様でもあります。葉は肉厚で20センチほどもある長楕円形をしており、その縁は鋸のように細かいきざぎざとなっています。日本では葉の裏面に経文を書いたり、葉をあぶって占いに使用したりしたため、その多くは寺社に植樹されており、葉の裏面を傷つけると字が書けることから、郵便局の木として定められています。だから郵便局の前などにも植樹されています。以前、知り合いの方がこの葉に住所・文字を書き、切手を貼り、投函できたそうです。@京都市【2011/11/06】

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