2013/03/14

保育園の庭/壁工事

 今日は、保育園の園庭のゲート壁の工事。壁の表面は着色モルタル掻き落しという仕上げ。モルタルを一度きれいにコテで塗り、半乾きの頃合いを見計らって、生け花の剣山のような道具で表面をザラザラに仕上げる。壁の上端は半円形で、こちらはコテでぴっちりと仕上げる。もちろん作業は左官の職人さん(写真上)。そんな中、ちょうど小学生達が遊びにやってきた。「なにやってんの〜」と彼らは本能的におもしろことを見つけたと言わんばかりである。やってみたらと振ると、さっそく職人さんがやっていたことを見よう見まねでやってみる。彼らなりに真剣である(写真中)。中にひとりとても上手な子がいた、力の抜き方が上手い。僕が「もっとやってもいいよ」と言い、隣で職人さんは「失敗してもそのままでおくから、それも想い出になるよ」と言う。こんな現場は楽しい。さて壁の上のかまぼこ形は、どうやって作ったか・・・このために職人さんは塩ビ管を半分に切って、コテの様に滑らかにして、新しい道具を作っていた。あらかた半円形を整えた後は、ビニール袋を切った幅広のヒモで最後の仕上げをしたのでした。仕事の出来る職人は、道具を自分で造る(写真下)。

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