
2012/03/27
2012/03/26
小諸市あいおい公園づくりワークショップ
昨年夏から始まった「あいおい公園づくりワークショップ」が終わった。全4回のものだが街の賑わいをつくる場が出来る成果になったと感じる。隣地に計画される公共施設との調整が残っているが、条件が難しかったり、いくつかの課題が浮かび上がってくるとまた面白いアイデアが生まれてくるもので、この最後のワークショップでもあたらしいアイデア生まれた。高低差がある公共施設エントランスとどうやって連続させるか? このアイデアは公園だけの計画では生まれないもので、隣地施設があって初めて成り立つ。計画はハードルが多い程、内容が豊かになり、こちらの技量が問われると思っている。【2012/03/19】WSの様子は地元メディア=東信ジャーナルに掲載された↓
http://shinshu.fm/MHz/22.56/archives/0000384521.html
2012/03/25
マンサクの花
2012/03/20
火の見櫓/上田城址

上田城址に見事な火の見櫓を見つける。四つにがっちりと延ばした脚部からすーっと上部に美しい曲線を描き、最上部には人の背丈ほどもある大きなメガホン(サイレン用)を6本、小さなメガホン(アナウンス用)を4本、計6本も携えている。上部テラスの踊り場の手すりは観覧場を思わせる様に下から上へとロート状に広がり優雅だ。アングル鋼を贅沢に使用し、リベット止めがされている。その姿はもの凄く頼もしい。現在は火の見櫓本来の役割を終えてランドマーク、シンボルとして愛されているらしい。名前から想像できるように元々はあったのはずの火の見櫓の命「鐘」が今はない。しかしその名も「愛の鐘」、引退した後も愛で街を見守るというわけだ。なかなか立派な「小さな安全遺産」。@長野県上田市 【2012/03/20】
2012/03/19
松の剪定
2012/03/15
火の見櫓/小諸市相生町
計画中のあいおい公園敷地にりっぱな火の見櫓がある。防災的機能はすでに担っていない、今回の計画でこれを保存・活用しようと初めて見た時からずっと考えてきた。先日、「火の見櫓〜地域を見つめる安全遺産」(鹿島出版)という書籍を紹介された。日本全国の火の見櫓が紹介され、その価値も明確に述べられていた。この本の中で西村幸夫先生(現・東大副学長)は火の見櫓を「小さな安全遺産」と言っている。なるほど一言でうまく表しているなと思った。まさに永きに渡ってまちの安全を見て、また人々からは絶えず見続けらてきた火の見櫓はまちの文化遺産そのものだ。ここ小諸の火の見櫓は、防災倉庫を抱える様に建っている。一般的には独立して建っているものようだから、このパターンは珍しいらしい。この手の建築には、いつも心ひかれるものだ。【2012/03/14】2012/03/14
2012/03/13
2012/02/06
検討模型(2)
2012/01/31
街の模型完成
小諸市の市役所周辺の地形模型が完成。思ったよりも作業量が多く、また風邪による体調不良も重なり完成が大幅に遅れた。縮尺1/200、1m×1.8mの模型(二分割)なので、まさに鳥瞰的な眺めとなった。現況の建物を置くとそれほど感じないが、全くの地形だけならば千曲川沿い見ることが出来る段々畑の様相そのものが見えてくる(しまった! 写真を撮るのを忘れた)。今の土木屋さんでは到底造れない細かなひだを持つ街の魅力がそこにあった。地元の方々は気付いていないと思うがなかなか魅力的な地形だ。さて模型は3つの大きな梱包(地形模型2個、建築1個)にしてヤマトのお兄さんに託した。後に残ったのは、腰の痛さとスチレンボードのゴミの山、そしてすっからかんの作業部屋・・・完成の満足感よりも遅れた完成への自己嫌悪、となんだかもの寂しさ。【2012/01/31】
2012/01/29
水車の活用術

京都府立植物園の「なからぎの森」に水車がある。せっかく動いている水車を展示するのだから本来の役割を持たせて活用すればいいのにと日頃思っていた。今日、植物園に行ってみると水車の中で米が製粉されているのが小窓から見えた。横の説明を見ると近くのパン屋さんの米パンの粉を挽いている事が書かれていた。「こうでなくて動体展示は!」とうなずいてしまった。地元の水田で栽培された米(可能であれば)が植物園の水車で挽れ、地元のパン屋さんで食される。街の中でも地産地消が可能である事を物語るいい試みと思った。このパン屋さん、植物園の北門をでてすぐお向かいにあるおいしい店。こんなことはどんどんすればいい。【2012/01/29】*動態展示・保存とは、関連する業界内においてその機械類がほとんど運用されないような状態において、機械類が本来の用途としての動作・運用可能な状態で保存されている場合、もしくはその状態そのもののことである。動作・運用が可能ではない状態で保存する場合は静態保存という。
2012/01/08
森の建築と自給自足


今日は、愛知県伊良湖岬にある「ゆずりは学園」(不登校・引きこもり、アスペルガー症候群の子と家族を支援するフリースクール)の見学、K先生ご夫妻に学園を案内して頂く。学校の裏山には三河湾を一望できるゆずりはの森がある。森の斜面の地形と樹木を活かし、ピザ窯や展望台、休息所が至る所にある。なかでも僕の目を止めたのは大きな生き物の巣のようなツリーハウス。それはまるでツムギアリ(樹の葉を紡いで巣を造る樹上生活の蟻)の巨大な巣である。梯で上に登れば内部はまるで飛行船の様でもあった(飛行船の内部って入った事無いが)。構造は木の枝が三角を作るように組まれている。全ての枝はシュロ縄で互いに結ばれ、釘は一切使われていない。全てが三角形の組み合わせなので強度も十分、全体的には球体になる。こちらが動けば何となくぎしぎしとその振動と重さを全体で支えている。座ればほどよく隙間から外の様子が伺える、きっと外からこちらの様子は見えないだろう。屋根は板と水田の畦に使う農業資材。お茶と本があれば何時間でも過ごせそうである。次回は寝袋持参で行こうか。 森の次にK先生に案内されたのは、学園から車で20分少しの距離にあるNさん宅。Nさんご夫婦は電気以外は生活のほとんどを自給自足生活をしている。お米、野菜、シイタケはもちろんの事、豆腐、小麦粉まで自給自足と聞く。さらには裏山に自生するヤブツバキの実から搾油(ツバキ油)する。この油は極めて酸化しにくく、髪や手肌の保湿から揚げ物用油、サラダ油など生活に必要な油をすべてまかなえると言う。ツバキの実250gから約100ccの油が採れる。しかもツバキの実は半年近くの間、採取可能という。一度に搾油できる量は少ないが、自給自足の生活においては、その作業に無理が無く効率がよさそうである。Nさんに出していただいた琵琶茶と和菓子(サツマイモと玄米が素材)はいずれも自庭で採れた材料を使ったお手製。ツバキの葉におかれたお菓子(写真下)に花一輪が添えられ、なんとも美しく大変においしかった。肩肘はらずにさらっと自給自足、まったく羨ましい生活だった。多くの方々に感謝の一日。【2012/01/07 】
2011/12/29
謹賀新年2012年
皆さん今年一年ありがとうございました。今年はいろいろなことがありました。海と山:天と地からの津波被害、国内外からの力で被爆を体験した唯一の国、その二つの現場に友人知人もいました。この二つの大災害ではたくさんの人が悲しみ、そして不安な思いをしました。まだまだ復興に時間はかかるけど、少しずつ、一歩ずつ 前に進んで元気になって欲しいと思います。今まで心配していた事が一挙に起こったようでもあります。環境計画をする人間として多くの事を考えざる得ませんでした。
新たな年が皆さんの活力の年になりますように。
今年一年、ブログを読んでいただき本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願いします!
注:1〜5の写真は、今までの10年の間の主立った5つの計画をまとめたものです。2011年は、2の「守山・もりの風こども園です。
新たな年が皆さんの活力の年になりますように。
今年一年、ブログを読んでいただき本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願いします!
注:1〜5の写真は、今までの10年の間の主立った5つの計画をまとめたものです。2011年は、2の「守山・もりの風こども園です。
2011/12/17
押し花飾り講座
2011/12/15
コンパクトタウン小諸
小諸市庁舎中心の模型を作る準備でフィールドサーベイを行なう。地図を見ながら大通りから路地へ、それぞれの建物や複雑な地形をメモして歩く。なかなか面白い作業で、今まで出会えなかった素敵な場所や風景を見つける。古い建物、地形のしわ、水の流れ、光のさし方、新旧の歴史のひだ・・・至る所に坂、遠くに近くに自然の樹林が眺められる。小諸の人たちが考える以上にこの街は素敵な街だ。【2011/12/15】
2011/12/13
検討模型
計画中の小学校の模型(S=1/100)を作る。計画中といっても建物は既にあり、その敷地全体の活用と建築全体の改修活用である。今回、作ったのは建築全体の骨格だけ(構造壁と柱だけ)の未完成である。これをベースに活用方法に則した部屋割りを考え、仕切り壁などは先生方で作り込んでもらえるようにした。最近、再び模型を作って検討するように心がけている、紙の上だけの検討からすぐにCAD化する設計よりも健全で正しいアプローチだなとつくづく思う。でもこれには体力もけっこう必要。【2011/12/13】
2011/12/10
野草の押し花とX' Masリース
2011/12/05
遊具の修理


夏から依頼されていた小学校の遊具修理を行なう。遊具といってもジグザグ一本橋、ベンチのようでも、藤棚下の砂場の飾りのようでもある。1歳児から100歳児(もちろんそれ以上も)まで遊べる遊具。この遊具は2006年12月に設計/完成したもの、ちょうど5年目にして部材の継ぎ手に不具合が生じた(写真上)。原因は継ぎ手の箇所に仕込んだボルトの辺りから腐りが出ている事が判った。側面の埋木を除くと部材の中に仕込んだボルトなのに激しくサビていることが判った、小口からしみ込んだ雨水がボルト孔を伝い溜まったことが一因のようだった。今回は5本のうち両端を除く3本を新調/交換する。交換材として材木屋さん(伊藤源)に頼んだものは「びわこ産材(杉材)」、長めの材を仮置きしてみると部材同士を三角に加工し元のように継ぐよりも、部材の長さを活かす方が良いと判断(写真中)、これで水の染み込み原因の継ぎ手ボルト孔も必要なくなった。最後はオスモカラーを全ての材に塗って無事完成(写真下)。今回の修理は、小学校の卒業生でもある大工の川村さん(川村住建)に手伝ってもらう。オスモカラーを塗っているはしから、一年生の子どもたちが遊びにやって来た、さっそく座ってお尻や手平をブルーにしてしまった。彼らにとって「ペンキ塗り立て注意」=「触ると面白い」ということのようである。想いおこせば、5年まえにこのジグザグ一本橋にブルーのオスモカラーを塗ってくれたのも小学生達、あの時も彼らにとっては遊びの延長だった。その彼らも今や高校生。色塗りに誘えば良かったかな。@近江兄弟社小学校【2011/12/05】
2011/12/01
エッフェル塔を緑で覆う「巨木化」計画
パリのシンボル、エッフェル塔を60万本の植物で覆い隠し、巨大な木に変身させようという計画が持ち上がっているらしい、インターネットのニュースで知った。以下にニュースの抜粋【この計画を考案した仏企業ジンジャーは30日に発表した声明で、この計画が自然と人類の共存を象徴できるとした上で、「都市の中心に自然が戻ってきた新たな未来を想像することがエンジニアの役割」と強調した。今のところ、パリ市役所やエッフェル塔の管理会社には正式な了承は得られていないが、計画が実行に移されれば、エッフェル塔が昆虫や鳥の生息場所としての機能も果たすようになることが期待される。フランスの地元紙によれば、同計画は来年にもスタートする可能性があるという。】はたしてこの計画がどれほど具体的なのか、本当にそのなことが出来るのか、パリのような生物の多様性に欠けると思われる環境において本当に生息環境としての役割を果たすのか疑問だが、創造的で面白い。日本のスカイツリーはエンジニアの力の象徴かもしれないが、こちらがエンジニアの想像力と芸術の象徴みたいに思う。どうも発想の根本がやっぱり違うなと思う。アイデアは自由なんだから、永続的には出来ないかもしれないが、短期的には可能かもしれない。実は今や話題もさった「スカイツリー」が本当に緑の塔であればいいのにと何度思ったかことか。とても楽しみな計画です。【2011/12/01】
2011/11/26
庭を旅する/第九歩 同志社大学ヴォーリズ建築群 ★★★★☆


友人の誘いで「ヴォーリズサロン」(主催:一粒の会=ヴォーリズ建築保存再生運動のNPO法人)*1に参加する。今回は、同志社大学今出川キャンパスの建築群の見学会。最初にヴォーリズさんの生前をご存知の矢野義氏(一粒社ヴォーリズ建築事務所顧問)のお話を聞き、その後、建築を巡る。幸か不幸か今日は同大学の学園祭。はぐれそうになりながら皆さんについて行くのが精一杯。やっと落ち着いたのは、啓明館(1920年竣工:第2代図書館=写真上)、アーモスト館(1932年竣工=写真中)、ふたつともとてもチャーミングな建築。壁面や窓の装飾はもちろん人目を引くが、足元のタイルパターン、階段の隅のディテールの遊びと気配りに感心する。アーモスト館の裏側に和風の近代建築を見る、なかなかきれいなたたずまい(写真下)。こちらは大学のゲストハウス(1961年竣工)で吉村順三氏の設計とお聞きする。ヴォーリズ建築とは異するが、深い軒と縁側とも縁台とも言えるテラス、茶室の続く延段など、こちらもとてもきれいな建築だった。見学後、バザールカフェ(ヴォーリズの設計した洋館=旧B.Fシャイブリー邸 1919年竣工)で一休み、とても快適な空間。その後、寒梅館(同大の施設)のレストラン(言わば学食レストラン)で懇親会、こちらは落ち着かない。やっぱりここでも古い建物の方がより快適で、空間が豊かだった・・・。同大は今出川通りに新キャンパスを建設中。言わずと知れた建築が建つんだろうなと想像に容易い。つまり巨大で立派な建物は建つだろうが、空間に多様性ある街は造れないだろう。【2011/11/26】
*1 NPO法人一粒の会 http://www.ex.biwa.ne.jp/~hitotubu97/indexs.html
*1 NPO法人一粒の会 http://www.ex.biwa.ne.jp/~hitotubu97/indexs.html
2011/11/06
ヴォーリズデイ2011
今日は恒例の近江兄弟社学園のヴォーリズデーに参加。このヴォーリズデーとは、「2007年度からヴォーリズ先生の誕生日である10月28日から始まるヴォーリズ・メモリアルウィークの最終日に位置づけ、学内外の交流、同窓生のホームカミングデー、オープンキャンパス等を開催し、学園をより多くの方々に知っていただく日にしたい」と設けられた学園の文化祭。毎年の事ながら自分が設計した学園の中庭がどのような使われ方をしているのか見るのはドキドキする。自分が関わった設計にこのような機会で参加が持てる事は設計者冥利なのである。中庭に集まった学生、教職員、保護者、その他大勢があおぎ見ているのは東の校舎ベランダで開会の音を奏でる高校の吹奏楽部、その反対の校舎では先生が指揮をする・・・なかなかダイナミックで面白かった。今年の参加は昨年に同じの「ミャンマーそばのガレット」である。店はというと・・・いつものようにバタバタなのである。不思議とお客さんはコンスタントに来ずに、何人もが嵐のごとくやってくる。心配された雨は、ようやく片付けが終わった夕方になってぱらりと落ちてきた。今日も感謝の一日だった。【2011/11/06】2011/10/28
2011/10/27
風車修理
長らく揚水が出来なかった風車の修理を行なう。風車揚水は風による風車の回転をチェーンにより上下運動に変えて、手押しポンプを稼働させ揚水を行なう仕組み。建設当初は快調に揚水をしていたが、しばらくして機能出来なくなり2回の修理をした後再びダウン、今春以降水を揚げる事無く風車だけが回っていた(ランドマークにはなっていた)。さらに台風12号の風でチェーンが落下してしまった。風が常時吹いていれば問題ないのだが、現実はすこし問題があった、原因は2つ。まず1つ目、常時風がふかない時、ポンプ内の水が落ちてしまう基本的構造の問題(普通のポンプなら呼び水をすれば水が揚がる)、2つ目はポンプのピストン弁の消耗が激しいこと(揚水の必要ない時も稼働している)。今回はその修理を行なった。まず最初に手押しポンプをはずし、内部の清掃。内部には小石や枯草などのゴミがあった。ザリガニやメダカの死骸もあった、水中の送水パイプに隠れていたところを水と一緒に吸われたのだろう。ポンプをきれいにしたあと、ピストンを新品に交換し、水中の送水管まわりを浚渫(泥に埋まっていた)、送水管の先に「逆止弁」をあらたにつけた。逆止弁には、ザリガニが二度と不幸にならないようにゴミネット(台所排水用)をつけた。作業の日、ずっと風車は一度も止まる事無く回り続けたためにチェーンはかけられない。こんな事もあろうかと用意したハンドルを取り付ける。全てを組み込み、ハンドルを押すと勢いよく水が揚がる。しばらく止めた後もポンプ内の水は落下する事無く、ハンドル一押しで再び水を揚げた。これでチェーンさえつければ常時稼働する。ピストンの消耗については、水田に水を揚げる春から夏場に限りチェーンを連結すれば解決できると考えた。最後に水田までの横樋を塩ビパイプから竹に引き替え、完成。解決のポイントは、どうやってポンプ内の落水を防ぐか・・・逆止弁の構造をいろいろと考えたが、なんとすでに製品になっていた。@兄弟社小学校北の庄【2011/10/27】2011/10/22
2011/10/21
2011/10/20
2011/10/14
2011/10/11
2011/09/25
NHKスペシャル「クニ子おばばと不思議の森」
TV取材協力したから見よと夜、友人より携帯メールが入る。その番組タイトルは、「NHKスペシャル/クニ子おばばと不思議の森」。かつて何度も訪れたことのある九州山脈ど真ん中の椎葉村(宮崎県)が舞台だ。昔ながらの焼き畑農法を守る椎葉クニ子さん(87歳)が主人公。クニ子さんの生活や森の話をカタツムリが語り部となって紹介する。雑木林の伐採/椎茸栽培〜焼き畑/火入れ〜そば栽培/山菜〜小豆〜大豆、といった一連の農法が丁寧に紹介されていた。クニ子さんの生活と思想は「森の民」として断じて無駄の無い合理的でシンプルな、そして森の神様のもとで恒久的持続可能な環境に基づいていたものだ。東南アジアの森の民とまったく同じ。その話は民俗学、博物学、生態学・・・の根底に流れるもの、面白いし、全て経験中から出てきたもので富んでいた。一見、自然環境にとって乱暴な見える焼き畑が、実は森にとって大切な「かく乱」であり、その刺激が森の再生を促すことになる。いま各地で猛威をふるう「カシガレ(ナラガレ)被害」、先日の台風による甚大な被害・・・森の民・クニ子さんの教えの中にヒントがいっぱいあったのではないかと思ったのは僕一人ではないだろう。クニ子さんが守る想い出のナラの木、神様と慕うモミの木、30年前に蓄えたヒエがまだ発芽し食用となること、火入れの作法・・・もっと見たい。この手の番組構成と撮影手法は、NHKが今森光彦さんの里山特集ですっかり身につけたようだ。ただし撮影手法にもうひと工夫欲しい、一時間版番組としての編集に無理があった?、そして少しの疑問点も残った・・・が結果としてはなかなか良い内容。続編を望む。【2011/09/25】
参考 http://www.nhk.or.jp/special/onair/110925.html
2011/09/14
パークマネジメント
2011/09/13
中秋の名月とススキ
小諸(長野県)への出張の夜は、中秋の名月・・・だったことを愚かにも翌朝思い出した。それはちょうど新しい公園の敷地周辺をサーベイ中、島崎藤村旧居跡のそばに生えているススキを眺めた時だった。ススキの隣には、まっすぐでない電柱に古い電灯が二つ、その一つにはなぜか昼間なのにLED電球が点いていた。ススキを仰ぎ見た時にその向こうに広がる青空に名月が見えた(気がした)。しばらく見ていると駐車場から出てきた男性が「何見てる?」。「ススキと電柱があまりにも良いので、写真を」と答えると。この男性「電柱?、そのススキは変わってるのか?」。やっぱり伝わらない。住んでいる人たちはそんなことは思わないのだろう、昨日のねこじゃらしの草原もそうだった・・・そして今度行くと無くなっていたりするものだ、いとも簡単に壊されてしまう。しかし想像するに優しいのだけど、この風景を島崎藤村も毎日見ていたかも知れない・・・と思うと、こんな風景が街中に未だ残っていること自体が愛おしく思うはず。僕はこんな風景も町の財産だと思う。さてごく普通の中の大切なことをどう伝え、守れば良いのかな。@小諸市【2011/09/13】2011/09/12
ねこじゃらしの草原
停車場ガーデン(大手門公園)の拡張エリアが一面、ねこじゃらし(エノコログサ=イネ科の一年草)の草原になった。将来は芝生の斜面に樹木が点在するのだが、この風景もなかなかきれいだった。写真では判りづらいが、斜面一面にねこじゃらしの金色に実った穂が風になびき空気を染め、穂先が発するかすかな音が心地よい。町の中にこんな草原があれば良いなと思う。このことを知人に話すと「それは都会の人のこと・・・こちらではだれもそんなこと思わない。公園にこんなところがあったら手入れされてないと言われる、云々。」確かにそうかもしれないけど、これも日本の野草の一つの姿、一年に一度ぐらいこの金色の草原を楽しむ余裕が欲しいものだ。夕方もう一度見に行った、涙が出る程きれいな金色の草原だった。「だめだ」と思い込むことで本当の美しさとか、魅力が見つけられなくなる。街や公園のなかにワイルドな環境が残されるのは豊かなことだ、この身近なワイルドな環境こそ人の心と身を豊かに育てるものだ。花物の管理ばかりが優先されるガーデンから果たして何が産まれるのか。自問自答・・・。以前、アメリカの公園でこの "ねこじゃらし"と"ススキ”が花壇に植えられているのを見て、こんな使い方があるんだと目から鱗が落ちるほど感心したものだった。【2011/09/12】2011/08/11
電力消費をライブで見る
震災・原発災害以降、情報として現時点での電力消費情報が出るようになった。この表示は以前からされるべきと考えていた。それは10年程前、東京都環境学習リーダー講座で考えたものだ、なにか日常的に環境負荷をライブで考えられないか・・・当時の講座グループに提案したものは毎日の情報をインターネットで公開、毎月ポストに入る電力消費料金に表示することだった。試しにコピーの切り貼りでデモ電力消費料金を参加者に配った。「こんな表示されていたんだ・・・」というのがその時のコメントだった。みんな本物と思っていた。意外に月毎の電力消費なんかじっくりと見ていなかったという訳。結果、これは必要だとか、考えさせられるというコメントが多かったので、これを東電に提案しようとなった。しかし、その時は「CO2削減」の話題がより大きく、「電力消費量を表してもたいした効果はないよ」と述べた年配者の声だかな一言で意気消沈。今、自分たちが消費する電力をライブで見ると言うことはやっぱり意味あることだと思う。ただしこれを正確な情報と信じたい。【2011/08/11】
2011/08/10
相生町商店街が新しくなる
長野県小諸市の商店街があたらしくなった。一昨年より商店街のアーケードの撤去事業による通りの再生をアドバイスしてきたもの。アーケードは商店経営にとって長所が大きい、個人的にも好きな街の施設である。暑い日は日陰になり、雨の日は傘要らず、いつでも天気を気にしなくても歩ける、しかも商品の日焼けも気にしなくて良い。しかしその維持管理は経済的にも大変なもの、ましてや老朽化が進み、閉鎖店舗が増えた場合はその薄暗さも手伝ってなんともさびしい町並みを感じさせる。
小諸市の相生町商店街もこのアーケードを撤去して新しい通りを造ることとなった。第一期工事が終わった。上の写真は未整備の箇所、下は整備完了箇所。アーケード撤去で得ることができた陽光を活かす緑地を確保した。緑地には地域樹種をメインに四季折々の草木が路を彩ることになる。照明の配置も良好で夜は商店からもれる灯りと共になかなかきれいな風景が生まれた。今後の緑地の維持は、商店主の管理協力に寄るところが大である。きっと「店には草木なんて要らない!」とおっしゃる商店主もいるだろう。しかし自然環境を売りにする小諸の街にとって、その緑環境との関わりは街の個性を生み、魅力的な商店経営に結びつくと信じる。「陽のあたる坂の街」=自然環境に恵まれた小諸の魅力が蘇ったと思う。造園家としては車道(県道)を一方通行化して、中央まで緑地を拡大し、商店街のガーデン化をしてみたい。きっと将来はそんなことも望まれるに違いない。【2011/08/04】
2011/05/12
2011/05/09
2011/04/03
びわこ産材のベンチ
先日、完成した「もりの風こども園」の靴脱ぎホールにベンチが必要となった。園庭でも使用した「びわこ産材」(=大津地域の杉材)で製作する事にした。通園する子どもたちが毎日少なくとも2回は直に触れるものなのでいい素材を選ぼうと思った。材木屋(伊藤源)さんから普通では入手できない破格の値段で分けていただいた。もちろん塗装もこだわった、安全性と、素材を活かすためにオスモカラーのクリアー(座板)、スカンジナビアンレッド(側板)とした。通常なら簡単なスケッチを描いて大工さんに造ってもらうのだが、今回は予算の条件もあり自分で造る。設計者だが時にはこんな仕事もしたいものだし、するべきと思った。【2011/04/02】
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