京都府立植物園の「なからぎの森」に水車がある。せっかく動いている水車を展示するのだから本来の役割を持たせて活用すればいいのにと日頃思っていた。今日、植物園に行ってみると水車の中で米が製粉されているのが小窓から見えた。横の説明を見ると近くのパン屋さんの米パンの粉を挽いている事が書かれていた。「こうでなくて動体展示は!」とうなずいてしまった。地元の水田で栽培された米(可能であれば)が植物園の水車で挽れ、地元のパン屋さんで食される。街の中でも地産地消が可能である事を物語るいい試みと思った。このパン屋さん、植物園の北門をでてすぐお向かいにあるおいしい店。こんなことはどんどんすればいい。【2012/01/29】
*動態展示・保存とは、関連する業界内においてその機械類がほとんど運用されないような状態において、機械類が本来の用途としての動作・運用可能な状態で保存されている場合、もしくはその状態そのもののことである。動作・運用が可能ではない状態で保存する場合は静態保存という。
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