2010/09/15

記憶をたどり庭巡り・・・



  京都の庭を見るために訪れた宮城大の森山先生、札幌市立大学の吉田先生、そしてその学生さんと曼殊院(写真上)、詩仙堂(写真中2枚)、法然院(写真下)を一緒に巡る。曼殊院と詩仙堂は20年ぶりにもなるだろうか。かつての記憶を辿るも、情けないことに断片化した庭の風景だけだ。さて当の庭というと今年の猛暑のためか枯れ枯れになったコケが痛々しい。曼殊院(1656年)、詩仙堂(1641年)といずれも江戸時代の作庭、今の庭を眺めかつての風景を想像してみたが、結局のところ以前見た時より樹々が大きくなってバランスが悪くなったとか、サツキの刈り込みが大きくなった・・・とか自分の記憶と目先の風景が上回った。さて戻って古いガイドブックの写真を見てみると形は若干いびつになってはいるがさほど変わっていなかったことに驚いた。つまり庭自体は20数年前とほとんど変わることは無かった。ところが名庭園の門を一歩出るとかつての農村風景に代わり、周りはすっかり建て売り住宅地が迫っていた。これを機会にもう一度、庭園巡りをしてみようかな。【2010/09/15】

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