今日は滋賀県立大の学生たちが小学生対象に主催する「西の湖の生きものを知ろう」に協力参加。フィールドワークを終え、まとめの作業である学生が子どもたちにした説明「ヨシ原にはいっぱい生きものがいる。沢山の生きものがいると楽しいやろ?人が楽しいと思える自然はいい自然、人が楽しくない自然はあかん自然や」。これにはまったく驚いた。例えには不適切、そんな簡単な解釈はできないだろうし、説明としても重大なミス、まったく間違った認識。極端な例で言うと、芝生広場を見て楽しいな、区画整理の水田を見てきれいだなと思う人もいるだろう、方や在来種豊かな草原を見て美しくない(ただの雑草原)と感じる人もいるだろう。だったら芝生広場や区画整理の水田は「いい自然」で、草原は「あかん自然」なのか? どう考えてもおかしい。僕が思うに「いい自然とは、在来より生息する動植物群が健全に暮らすことのできる環境をいい自然。あかん自然とはこの逆の環境。」さらに加えるなら、「その自然の中で暮らす人間の生活がバランスよく成り立ち、維持されている場所が優れた環境。」これでもまだ不十分だがほぼ同程度の字数で説明するなら、最低この程度の説明をしてほしかった。この時はこころから参加を後悔した。でもソーラー発電で動く遊覧船での西の湖巡りでは、ミサゴ、アマサギ、ウチワヤンマなど沢山の生きものが姿を現してくれて楽しかった。感謝。【2010/08/19】@西の湖、滋賀県近江八幡市
0 件のコメント:
コメントを投稿