2009/04/02

展覧会のお知らせ/水の畔から・茗荷恭介展

鉄の造形作家・茗荷恭介さんから個展の案内を頂いた。今回は京都・東山の麓にある法然院講堂が会場。茗荷さんのアトリエは彦根の琵琶湖湖畔にある。今回の展覧会に際して、茗荷さんはかつて栄えた舟運で作品を運び入れた・・・アトリエの前浜から出航し、南に下り、琵琶湖疎水を抜け、南禅寺の水路閣(レンガのアーチ)で東山の裾野・哲学の径の水路を北に遡り(京都の地形は北が高い)、法然院にやって来た・・・と言う訳ではなさそうだ(心の中ではきっとそうなんだろうな)。現代では荷物はトラックに載ってやって来る、しかし昭和10年代後半(昭和20年代はじめに途絶える)まではこのルートがメインとして物流に利用されていた。今回の茗荷展を通して、こんな近江と都の文化的な関係にも触れる事が出来たら良いと思う。この機会に是非、「京都市営地下鉄蹴上駅〜南禅寺〜哲学の径〜法然院〜銀閣寺」を歩くと良い。最後は、銀閣寺から今出川通りを西に向い京大裏まで歩き進々堂のお茶で締めくくる。展覧会を含めても丁度、一日ゆっくり楽しめる。交通費+お茶合せても1000円すこし。どこかの国の高速道路料金よりも心身共に豊かな時間が持てることは確実。(健康増進、CO2の排出量もすくないぞ)

期間:2009年4月21日(火)〜26日(日) 午前10時〜午後4時まで
会場:法然院講堂/075-771-2420

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