
犬矢来(いぬやらい)を辞書で引くと「道路に面した外壁に置かれるアーチ状の垣根。竹や木などでできたものが多いが、現在は金属製も多く用いられる。馬のはねる泥、犬走りと呼ばれる軒下を通る犬や猫の放尿から壁を守るもの。駒寄せから発展したとも言われ、泥棒が家に入りにくい効果もある。」とあるが、本来は雨の跳ね返りから家の壁の汚れや柱の地際の腐りを保護するための工夫。実際に犬矢来(いぬやらい)が巡らされた壁下をみると汚れや腐りによる痛みは非常に少ない。しかし今では、外塀にとって最大の迷惑は雨による汚れや腐り、イヌのオシッコ防止よりも、駐輪・駐車やゴミのポイ捨てのようである。【2008/12/27】Photo:@京都市左京区聖護院
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