2013/04/20

庭づくりデザインキャンプ 第1日目

 小学校のホールの庭〈グロリアガーデン〉のデザインキャンプ第1日目(回目)は、敷地の整地(主に地面に隠れている石や異物の撤去)を行なった。予定の作業が概ね出来たので、広場の位置出しも行う。朝から寒い日で、午後には雨まで降り出した。次回は29日。【2013/04/20】

2013/04/16

庭づくりのデザインキャンプ

 小学校小ホールの庭「グロリアガーデン」の工事を「自力建設」ですることにした。これを「デザインキャンプ」と名付けた。今回の工事受注者(造園工事会社)は、その工事そのものをするのだが、一般的な工事と違うのは自力建設のサポート(技術的指導)を主とすること。デザインキャンプの第1回目は、4月20日と29日。参加呼びかけは、児童、保護者、教員、卒業生・・・など。作業は、午前10時から午後4時まで行い、参加者はこの時間中に自由に参加することが出来る。このデザインキャンプでの作業は、簡単な測量、植栽、石積み、レンガ舗装、木塀設置・・・など庭を造る作業を一通り行う。全部にくれば自宅の庭ぐらいは自分で建設できる程度のスキルは身に付くはずである。キャンプと名付けたからには、夏休みは本当に泊まり込みもやりたい。【2013/04/16】

2013/04/12

学校の庭

新しく仕事で関わることになった学校の庭の模型を打ち合せのために作る。敷地としては小さいのだが、学内では大切な場所。昔に存在した花壇の復元と既存の緑地に残る希少な植物の保全を目的とした庭を提案した。Photo:2013/04/12

2013/04/05

サクラはなびら

 お花見散歩で北大路近くの疎水沿いを歩く。狭い疎水の両岸にはサクラの古木が並木で続き、見事に咲き誇った花枝を川面に張り出させている。川面を見ると花びらが上流から流れてくるのだが、水草があることろではその花びらがいく層にもなって水面を覆っていた。淡いピンクのクレープの布地が川面に敷かれているようできれいだ。空から見れば、川面にいく筋もの淡いピンクの線が海までつながっているのだろう。Photo:2013/04/05  疎水、松ヶ崎、京都市

2013/04/01

春の花2種

 今年もサクラ(ソメイヨシノ 写真上)が見頃となった。でも見頃なのはサクラばかりでなくハナノキの落花(写真下)も見事。ハナノキは、カエデの仲間でサクラの満開の時期の先駆け花を咲かせ、花びらを落す。落ちた花は、見事に赤く、ハナノキの紅葉を思い起こさせる。Photo:2013/04/01  @真如堂、京都市

2013/03/27

木の回廊/モザイクタイル平板

近江兄弟社小学校浅小井校舎の木の回廊にあたらしいモザイクタイル平板が入った。このモザイクは、今年の卒業生が卒業記念に作ったもの。いつでも記念平板が入る様にレンガを仮に入れてある。このブランクスペースはまだ8箇所ある。今後が楽しみである。【2013/03/27】

保育園の庭とポンプ

 保育園の庭工事も来週に完成。今回の園庭では、面白い(・・・と自分では思う)工夫をした。砂場の横に手押しポンプを設置した。このポンプの水源は「井戸」ではない、「砂場」である・・・ここの砂場は地表面から約50cm下でバスタブ状に水が溜まる程の排水の悪い場所。砂場の底に溜まる水をなんとかしないといけない。そこで手押しポンプで排水しよう考えた。さらにこの水を手足洗いと花壇への灌水に活用しよう、そしてどうせやるなら砂場そのものを「濾過層」として作り込んだ。砂場の底に溜まる水は少なくとも約2t、一度に利用するのは十分な水量である。ポンプのハンドルを上下すると計算通りにきれいな水がたっぷりと出てきた。こんな試みは多分、日本でここだけだろう。【2013/03/27】

2013/03/23

常盤公園花植えWS

 今日は、昨年末に設計した常盤公園のメモリアルガーデン(山口県宇部市)の市民参加ガーデンづくり/花植えワークショップに参加しました。今回の場所は光と水のガイアガーデンの花壇、大勢のボランティ、市民が集まるとさすがに仕事が速い。沢山の花苗も一時間少しですっかり植えることが出来ました公園緑地課の皆さんの動きもさることながら、担当企画のお茶サービス(ローズマリー風味の蜂蜜茶)とお土産(ローズマリーのリボンつき小枝)皆さん満足でした。このガーデンの一期目のオープンは3月31日。【2013/03/23】
詳しくは、こちらをどうぞ 
http://www.facebook.com/memorialgarden.ube

2013/03/15

保育園計画の園庭模型

 長岡京市で新しく計画される保育園園庭の模型をつくる。ここはすでに造成が終わっていて、そこにはコンクリートヨウ壁もあり、基本的には地盤は触れない。スタディ中の計画の模型を作る。こんなに地盤差あった?・・・と思い、測量図をみるとやはりその模型の地盤差は正しかった。空間を理解するのは模型が一番である。今年、一個目の模型だった。【2013/03/15】

2013/03/14

保育園の庭/壁工事

 今日は、保育園の園庭のゲート壁の工事。壁の表面は着色モルタル掻き落しという仕上げ。モルタルを一度きれいにコテで塗り、半乾きの頃合いを見計らって、生け花の剣山のような道具で表面をザラザラに仕上げる。壁の上端は半円形で、こちらはコテでぴっちりと仕上げる。もちろん作業は左官の職人さん(写真上)。そんな中、ちょうど小学生達が遊びにやってきた。「なにやってんの〜」と彼らは本能的におもしろことを見つけたと言わんばかりである。やってみたらと振ると、さっそく職人さんがやっていたことを見よう見まねでやってみる。彼らなりに真剣である(写真中)。中にひとりとても上手な子がいた、力の抜き方が上手い。僕が「もっとやってもいいよ」と言い、隣で職人さんは「失敗してもそのままでおくから、それも想い出になるよ」と言う。こんな現場は楽しい。さて壁の上のかまぼこ形は、どうやって作ったか・・・このために職人さんは塩ビ管を半分に切って、コテの様に滑らかにして、新しい道具を作っていた。あらかた半円形を整えた後は、ビニール袋を切った幅広のヒモで最後の仕上げをしたのでした。仕事の出来る職人は、道具を自分で造る(写真下)。

2013/03/11

保育園の庭

 保育園の庭工事(写真上)が始まった。今日は木柵の色サンプルを確認する、左側の3色(写真中)をランダムに使用する。となりでは砂場の工事(写真下)も着々と進んでいる、実はこの砂場の場所、大変に水はけが悪い、ひと雨で底部に30cm以上の水が溜まってしまう、さらに放っておけばバスタブ状態。しかしその水が溜まってしまうという砂場によっては最悪の条件を、利用する秘策を考えた。【2013/03/11】@浅小井、近江八幡市

エディブルガーデン

 小学校の花壇に試験的につくったエディブルガーデンもやっと野菜が収穫できる様になった。苗を植えたのは昨年の10月、本来ならば12月末には収穫できると思っていたが、なんせ肥料も水も薬も与えず、他の草(雑草と一般に呼ばれる野草)と競争させたので、その分成長が遅かったのだと思う。今日はこのブロッコリーを食べてみた。薬など一切かけていないのでそのままちぎって生で食べてみる。この味がその種類の特性かどうか判らないがとても甘い。イタリアンパセリはものすごく大きな株に成長した、ブロッコーリは食べごろ(写真上)、キャベツ(写真下)は来週には収穫できる。さらにしばらくすると野菜にかわり、ビオラやチューリップの花が咲き始める。そのあと夏野菜の苗を同じ場所に植えればいい。【2013/03/11】

2013/02/28

お寺の塀の隅の取り合い

 出先で散歩、お寺の塀の隅の取り合いを見つける。新しい塀なのだが、2辺の壁が出会う隅はきっちりと工夫がされている。わざと高さを変え、しかもきっちりと勝ち負けをつけている、そしてちゃんとした水仕舞い。面倒な仕事だがこれが大切。シダレザクラが壁の向こう側から張り出し、壁の段差間からなんとなく庭の気配。Photo:2013/02/28 @京都市東山区海蔵院

2013/02/27

保育園園庭

 保育園の園庭計画が始まります。ここは分園の正面庭。さてどんな園庭になるか楽しみです。完成は3月25日、春から子ども達が利用します。Photo:2013/02/27  @浅小井、近江八幡市

2013/02/23

芝生に浮かぶ雲

 芝生の上に面白い模様が出来ていた。(写真上)まるで飛行機から見下ろした時の湿原か草原の上流れる雲の様だ。地温が高くなり、雪面との間に1cm程の空間ができている。ひろい芝生広場にできた紋様はとても不思議できれいだ。冬期の花のない季節にはこんな風景もガーデンにとって大切なんだと伝えるのは難しい、きっとガーデンのスタッフ達に言えば一蹴で笑われてしまうのである。
 停車場ガーデンの入口部隣接していた喫茶店と交番が解体された。(写真下)交番はすぐ横にあたらしく建設された。ここに空いた場所は停車場ガーデンの拡張エリアとして計画される。駅前からも直接見える場所なのでとても大切に考えなければならない。@停車場ガーデン【2013/02/23】

2013/02/22

120本の赤いリボン

 今年初めての小諸・停車場ガーデン。昨年末より設置されていた竹ドーム(クリスマス&新年イルミネーション)の撤去作業が行なわれていた。僕は、竹ドームに結わえられた赤いリボンを一つ一つほどいた。3年前に初めて竹ドームを設け、吊るした鐘を叩く時に新しい年への希望を結わえてください・・・と赤いリボンを配った。今年はちょうど120本のリボンがあった。120人がどんな思いを寄せたのか。@停車場ガーデン【2013/02/22】

2013/01/28

小学校クラスの専用庭工事(続々々)

 小学校クラスの専用庭にも雪が積もった。昨年末以来、寒さで野菜達は生長を止めてしまった。ブロッコリーもキャベツも大きくならない。この庭は、野菜も宿根草も、いわゆる雑草も同じに育っている。先日、このことを聞かれた「野菜と草花を一緒に植えてもいいんですか?」、それにこう答えた「どちらも人間が分けているだけでしょ、どれも同じ植物で、それぞれが競争しながら生きることで元気になると考えていますよ」と。この庭は「エディブルガーデン」なのだからこれで大丈夫。Photo:2013/01/28   @浅小井、近江八幡市

2013/01/21

風を描く/近江兄弟社小学校親子プログラム

 2012年度近江兄弟社小学校親子プログラムの全3回の最終会。今回は、草筆を作り、描くテーマは「光、水、緑」のいずれかと「風」とした。全て浅小井キャンパス・環境計画のコンセプトである。前半は散歩しながら草筆の素材を探す。ススキ、バショウ(芭蕉)やカンナの葉など素材には事欠かない。持ち帰った素材、なかなか個人個人面白い工夫の筆が出来上がった。さて絵を描く段階になって面白い状況が生まれた。雪を筆代わりにして絵を描き始めた女の子。絵の具を雪の筆(?)でのばしたり、雪絵の具を作って描いたり。面白い。【2013/01/20】

2013/01/12

新梅田シティ公開空地と希望の壁

 今日は「梅田スカイビル庭園・希望の壁と北ヤードグリーンパーク化を考える」に参加(写真上:チラシ)。ちょうど20年前に新梅田シティ(積水ハウス)が建設された。これはビルの真ん中を額縁のように開けて、巨大建築物の新しい姿を生み出した。さらに屋上部に空中庭園、そしてビルの足元には、いのちのつながりを実現し、様々な生き物が集まってくる「新・里山」が造られた。ビル開発の名ばかりの公開緑地ではなく、そこは棚田、鎮守の杜、雑木林を作り、積極的に人との関わりで育て活かしていこうというものだった。現在ではこのような計画は当たり前になっているが、生物多様性を見据えた新しい森づくりそしてものすごく新鮮で注目された。20年が経て多くの市民の関わりも生まれ、森も育ち始めた。さてその場所(もしくは隣接して)に建築家・安藤忠雄氏が巨大な緑の壁(名付けて希望の壁)と称する構造物を提案(写真:中)したと新聞報道(毎日新聞平成24年12月19日朝刊)された。それに驚き問題提議をしたのが先の公開空地の設計者・吉村元男氏(造園家)。今日は、公開緊急座談会として互いの意見を聞き、これからの北ヤード開発を考えると言うものだった。
 吉村さんの意見は、街の中に新しく生態系を生み出してきた新梅田シティ公開緑地にとって、また街の利用者にとって「希望の壁」は巨大建造物以外の何ものでもなく、街の風を殺し、視界を防ぎ、20年の緑の歴史とそれを育ててきた市民を無視するものである。街が巨大化するなかでなによりも大切な環境と言うものを地面の上で緑で生み出していくことが大切であり、緑の風景とは大地に根ざしたものであるべき。一方、安藤さんは提案は業務(契約上の仕事)ではなくあくまでも提案、それを造るか否かは相手の問題、さらに緑の壁はネットで造るので風も通るし、大きな穴(窓)も開いている。自分は美しい街を作りたいんだ。・・・と言う。結果としては、なんともすれ違い的な座談会ですっきりしない。ただただ安藤さんの話術は大変に上手かった、一方的に自分サイドの話を披露し、私は皆さんと気持ちを同じにする一市民ですよ、としか言わない。これからの動向に目が離せない。
 僕の意見としては、20年の緑の歴史と市民活動こそ今一番の新梅田の宝である。安藤さんの希望の壁は、取り上げて新しい技術でも、ましてやそれができることで「希望」が生まれるとも思わない。もっとも「希望の壁」の元は安藤さんが話の中ですこし漏らした「東北の震災瓦礫を使ったモニュメント」が緑に置き換わったものだろう。緑に置き換わった以上なんともイベント的で興味も湧かない。あえて「希望」と言うならば、日本の地方に残る屋敷林に匹敵するほどの「新梅田の屋敷林」を100年かけて育てたいと・・・そのぐらいのことを言って欲しいと思うのである。でもこんなアイデアは地味でメディアが飛び付かないということも現実だろう。さて巨大な緑の壁と言うなら、英国エディンバラ植物園のブナの巨大生垣である。この生垣は、高さ8m以上、長さ200m程、厚さ1.5m程、で100年かけて育てられてきたものである。こちらは地味な存在ではあるがエディンバラ植物園のお宝の一つと言ってもいい。【2013/01/12】

2013/01/02

試合をマネジメントする

 ラグビー第49回全国大学選手権準決勝:早稲田と帝京戦(@東京・国立競技場)をTVで見る。大変に興味深く、印象的だったのが主審が選手達に与える注意や指示が他のスポーツと大変に異なっていたこと。なぜ今のプレーでペナルティをとるのか、また「問題が起こった」際には両チームのキャプテンや当該選手を呼び出し諭すように説得する。スクラムの場面でも細かなアドバイスをしている声がよく聞こえた。TV解説者が「ラグビーの主審は試合をジャッジするのではなく、マネジメントする」と話す。それを聞き、ああなるほどと思った。メンバーが一線になってボールをつないでいくスポーツにとって試合の流れは大切。主審は全体の流れと選手個々のプレーの詳細を理解しながら、互いの選手達が気持ちよく試合に集中できるような組み立てをしていくことに驚いた。一方、選手の方は少々ラフなプレー(もともとラフだけど)があっても、ホイッスルが自分に対して吹かれてもサッカー選手のように「むっと」したり、怒ったりしない。観ていて大変に気持ちのよいスポーツだなと感じた。決勝戦は13日の筑波対帝京戦、選手達のプレーもさることながら、主審が発する言葉にも注目したいと思う。さて、まちづくりや場づくりでプランナーは、どのように参加者や市民をマネジメントしていくのだろうか。【2013/01/02】

2013/01/01

除夜の鐘 幸せの新年であります様に

 今年の正月は、マレイシアから友人親子がやってきた。毎年訪れる真如堂の除夜の鐘に誘った。読経から始まる除夜の鐘、ご住職が鐘をついたあと我々も突かせて頂く。旧年中の感謝と、新年が幸せで平和な年であるように祈りつつ鐘に向う。友人親子の「子」は現在オーストラリアの大学で建築を専攻している。鐘の波打つような残響が不思議なようだった。どうしてかと聞かれて、確かに不思議だと気付く。鐘が生きて呼吸でもするかの様に、また鐘の鼓動の様にも聞こえてきた。【2013/01/01】

2012/12/31

A HAPPY NEW YEAR 2013

 本ブログの訪問者のみなさま、一年間ありがとうございました。今年も多くの方に見て頂きました。この一年、つらいこと、悲しいこと、憤りを感じること・・少なくありませんでした。しかし楽しいことも沢山ありました。草木や生きものたちは、さまざまなことを教えてくれました。新年も引き続き、ガ−デニング、ランドスケーピング、そして環境教育などについてお伝えしていきます。
 皆さん良い年越しをお過ごし下さい、そして皆様にとって幸せ多き新しい年であります様に、一年への感謝と新しい年への期待を込めて。2012年最後の一日。

2012/12/25

プロの仕事ではない、よく見る光景

 自宅の近くに新しくマンションが建設された、年内竣工に向けてだろう最後の作業がされていた。そんな現場を通り過ぎて「ここでもか」という光景に出くわす。ネコの額程にむちゃくちゃにツツジと西洋シャクナゲなどの灌木が植えられ(これは造園屋の仕事)、しかもその植え込みに設備屋が脚立を立てて明らかな手直し作業を行っている。設備達に踏み荒らされた灌木は無惨にもぺちゃんこになり、中には株ごと抜かれ道ばたに転がっている、そんな株には根があらわにな土などついていない。近年の職人は他人の仕事はどうでもいいらしく、他の職人(もっともここでの造園仕事の質も最低だが)が終えた仕上げをなりふり構わず汚していく。結果としてコストパーフォマンスどころか品質に大きな欠陥が生じることになるだろう。これはもはやプロの仕事ではない。建築全体を見るまでもなくその質が見て取れる。街場のマンションといえども建築家(建築屋かな)はいるはずである、この現場を許す建築家の質も疑わしい。そのつけは誰が払うのだろうか。この商品を受け取るのは誰なんだろうか。今の時代、残念ことにこんな現場が多すぎる。こんな現場を見ると本当に悲しくなる。仕事柄、道を歩いている、車に乗っている、電車に乗っているでも緑の様子や、他者問わず造園工事の様子が否応無しに目に入ってくる、気になるものである。先日、友人の歯科医が言っていた「話している相手の歯の状態が気になるし、判る・・・」。これがプロなんだと思った。【2012/12/25】

2012/11/24

町の魅力アップのために

 小諸市、大手・市町の町並み魅力アッププロジェクトで町をつぶさに見て歩く。町のらしさ・魅力と、それを阻害しているものはなにだろう? これは住んでいるとなかなか気付かないものである。だれもが魅力ダウンを目指している訳ではない、個々には工夫をしている方も沢山いる。今回は第三者としてランドスケープからの視点で町の魅力を探し、今後の改善策を見つけ、住み手に提示していこうというプロジェクトである。今すぐにでもできること、少しの予算と時間があれば改善できるもの、将来に期待したいこと(例えば建物の建て替えなど)など、そしてその改善のための「松・竹・梅」(予算と手法などを)を歩きながら意見を重ねた。写真=浅間山の冠雪・・・美しい。だがその近景には多様な看板と改善を待つ空間がある。

2012/11/22

京都庭園見学

 中国・上海の造園家5名が、日本造園学会九州支部宮崎大会参加の為に来日、学会の前に京都の日本庭園を見るために訪れた。そこで今日は、無鱗庵、二条城、大徳寺(大仙院、瑞嶺院)、金閣寺(写真上)、龍安寺を案内した。当初予定していた銀閣寺、詩仙堂、曼殊院は、キャンセルして彼らが前日に見学できなかった二条城に変わった(前日いったがあまりの人の多さに入れなかったと言う)。紅葉のシーズン、3連休と相まってどこも観光客で大変な賑わいである。幸い、観光客や団体さんとは少し動きを変えるだけで(少し長居をするだけで)十分に見学ができた。ただ唯一、龍安寺だけはだめだった、ここだけは皆さん長居をして枯山水の庭を眺めていた(写真下)。京都にいながらも久しぶりに訪れた庭ばかりである。これを機会にもう一度、庭を訪れようと思うのだった。

2012/11/14

企業の環境貢献の姿

 今回、訪れたのは、伊那谷(長野県南部、天竜川に沿って南北に伸びる盆地)に根付く企業の環境貢献をみる。養命酒、かんてんパパ(伊那食品工業)、KOA(コーア)。どの会社も周辺の森を守り、少々本業とは異なる活動をしているが、それが地域の魅力の増幅、社員や訪問者への満足度を高めていることは確実。環境保全としての森づくりも半端ではなかった。新幹線の車窓から目にする最大手の工場の芝生とケヤキの緑地なんて比較にならない。歴史はともかくとしても、その緑地の考え方には大きな隔たりがある。
 特にKOA(コーア)という抵抗器を製造している会社が興味深い。「~地域雇用~信州伊那谷のお百姓がお百姓として自らのふるさとで生きていけるようにとの願いで創立された、抵抗器という小さな電子部品を製造する会社」である。会社への誘導案内(看板)はおろか、玄関に社名看板も一切無いなかった。工場の存在は周辺の農地から眺めると、畑の先にある小さな森にしか見えない。でもこの森の中に抵抗器の製造工場がある。また養命酒では数人の樹木医が社員として森林環境の保全にたずさわると聞いた。 数年前に建設された「養命酒の森カフェ」は間伐を行った林の空間に上手く移築された蔵(一部新築)である。もちろん、かんてんパパ(伊那食品工業)も優れた沿道景観を維持している。本社屋のそばには、森の維持管理のための器具倉庫があり、大小さまざまな機器が整理されたいた。しかし、以前より道路沿いの看板が少し増えていたことは残念。
 伊那谷は大変に面白い企業が健全に存在し、環境保全,沿道景観づくりを積極的に行っていたが、一方新しく入ってきた企業が個々好き勝手な看板を掲げたり、建物を建てたり・・・なかには「○△葬儀場〜霊安室あります」なんて大きな看板があったりと。今が考えどころとといった様子だった。写真:養命酒の森【2012/11/14】

2012/11/04

ヴォーリズデイと草木染め

 今年もヴォーリズデイ(近江兄弟社学園)に参加した。例年していたそばガレットは止め、紅花でバンダナを染めるワークショップを行った。今回も参加するにあたり「作ったものを売る・作られたものを買う(食べる)」という単層構造でないことをしようと思った。つまりここではモノを買うことを楽しむ(これもいいんだけど・・・)のではなくて、「ものづくり(これは料理であってもいい)を楽しむ」ための「きっかけ」を提供しようと・・・その結果、今年は年齢に関係なく自らの手ででき、かつ体験として少ない「草木染め」にした。なかでも紅花をつかったのは、火傷の心配もなく、温度管理や材料の手配が容易・・・そんな理由から。しかし風がぬける中庭は思いのほか寒く、こればかりは紅花染めが裏目に出てしまった。全員で40名程の参加者。自分が設計した中庭でのワークショップ、なんと贅沢なことだろう。誰もが手軽に紅花染めを楽しめる工夫もばっちりだった(これは夢の中で思いついた方法)。来年のアイデアも生まれました。【2012/10/04】

2012/10/27

小学校クラスの専用庭工事(続々)

 植物の成長は本当に早いと思う。バジルもイタリアンパセリも、キャベツもブロッコリーも順調に大きくなってきた。ところが何と言う事か!本来は土から勝手に発芽した草を放っておくはずがここの工事をした業者さんに除草されてしまった。ここは自然農法菜園花壇、オーガニックガーデンなのである先日、説明したのだが造園屋さんにとって「雑草は除去しなければいけない」と言う永年の常識(TPOに関わらずいわばこれが望ましいと言う思い込み)、つまり聞いているものの体が自然と除草作業に向かうらしい。一見、きれいではあるが、理想ではない。【2012/10/27】

2012/10/25

無風になびく花

 風もないのにそよ風に揺らぐような花だった。小学校時代に花壇でいやと言う程見た鶏のトサカみたいな形のケイトウは暑苦しくて好きではないが、このノゲイトウ(園芸品種/キャンドル)は動きがあって面白い。品種名の「キャンドル」もぴったりの名である。@京都府立植物園【2012/10/25】

2012/10/22

屋上緑化の追跡調査

 近江兄弟社学園武道場の屋上に設置した緑化ポットの生育調査を行う。折半屋根は、計画当初の予想をはるかに越えた過酷な環境。昨年に引き続き今夏の暑さは格別、やはり植物の生育は思わしくない。しかしながら興味深い結果も得られました。植栽当初、順調な生育を見せたへデラ類のほぼ壊滅状態に対して、チガヤは結構元気に成長していた(写真上)。昨年なかった2種のスミレの実生(写真下)もあった。ただしこれは別の株についていたものが発芽したもの(スミレの種は、風や鳥に運ばれない)ノイバラに比べ、ナニワイバラの方が断然強い。ハイゴケは生育。エノコログサ、セイタカアワダチソウもやって来た。来年度の課題が見えてきました。【2012/10/22】

小学校クラスの専用庭工事(続)

 小学校クラスの専用庭もずいぶんと緑が濃くなってきた。ここの専用庭の形には特徴を持たせず、2つコンセプトを持つ庭にしました「エディブルガーデン」そして「自然農法」。花壇のような菜園、菜園のような花壇。今の時期は、イタリアンパセリ、バジル、レタス、3種のブロッコリー、2種のキャベツ、2種のセージ、ナデシコを混植しています。自然農法的に育てたいので勝手に生えてきた草花(一般的には雑草とも言います)と競争して生育します。肥料を与える事もしません。このガーデンに投入した土は「畑土」です、土が運ばれてきて3週間目、興味深い事に非常にたくさんの草の芽生えが観察できます。ヒメオドリコソウ(残念ながら外来種)、ヨモギとスギナ(これはちょっと厄介)、タケニグサ、ハコベ、ダイコン(?)、なんとジャガイモまでありました。さてどのようなガーデンになるか楽しみです。@浅小井、近江八幡市【2012/10/22

2012/10/14

秋の里山

 果たしてここはどこだろう・・・ブータン,ネパール? でもやっぱり日本的?ここは滋賀県仰木の里山です。急峻な地形の棚田、きれいに刈り込まれた斜面、鹿よけネット、人の手が常に入っている樹木、真ん中の木陰で農作業の男性が休んでいます。一枚の風景からいろいろなことが見えてきます。今の土木手法では作れない棚田、人の工夫に満ちた使い方・・・こんな場所を見ると心が穏やかになります。このような環境を見ると、普段、設計し造っている公園や緑地がいかに薄っぺらなものかと思う。これからはこのような環境を守り、また新しく創りたいものです。@仰木、滋賀県大津市【2012/10/14】

2012/10/09

停車場ガーデン/せせらぎの丘

 久しぶりに小諸・停車場ガーデンを訪れる。せせらぎの丘には、6月に地元の小学生達と植え込んだ植物も成長し、沢山の花をつけていた。来年の株充実が楽しみ。日頃の管理をして頂いているガーデンスタッフのご苦労が実り芝生の状態もパーフェクト。今秋は地元にアトリエを持つ造形作家の彫刻をいくつか展示をしている。植物の彩りの中、彫刻がおもしろいコラボレーションをしていた。@小諸/停車場ガーデン【2012/10/09】

2012/10/01

小学校クラスの専用庭工事(完)

 小学校クラスの専用庭工事が完成したので一応完了検査を行う。規模が小さいから、工事内容が少ないからといっても欠かせない作業。ギボウシの苗の間隔に問題有り、植え替える。植栽直後は物足りないが、2年後の成長を想定した位置決めが大切。
 その後、小学校の先生方と野菜苗と宿根草類を植える(写真下)。野菜苗は、ブロッコリー(白色、黄色、紫色の3種)、キャベツ、イタリアンパセリ、バジル、宿根草類は2種のセージ、ダイアンサス(ナデシコ)、パープルファウンテングラス(カヤツリグサの紫葉種)。どちらも混ぜて植え込んだので成長すると花壇のような野菜畑、野菜畑のような花壇・・・つまりここの場所は「エディブルガーデン」となる。少し物足りないので後日、追加植え込むことにする。植え込み直後はしなだれていた苗も、珈琲ブレイク後に見るとすっかり立ち上がり、植物の強さを感じる。少しでも人の手が加わると花壇が生き生きとしてくる。順調に成長すれば年末に収穫が出来る。@浅小井 【2012/10/01 】