ラグビー第49回全国大学選手権準決勝:早稲田と帝京戦(@東京・国立競技場)をTVで見る。大変に興味深く、印象的だったのが主審が選手達に与える注意や指示が他のスポーツと大変に異なっていたこと。なぜ今のプレーでペナルティをとるのか、また「問題が起こった」際には両チームのキャプテンや当該選手を呼び出し諭すように説得する。スクラムの場面でも細かなアドバイスをしている声がよく聞こえた。TV解説者が「ラグビーの主審は試合をジャッジするのではなく、マネジメントする」と話す。それを聞き、ああなるほどと思った。メンバーが一線になってボールをつないでいくスポーツにとって試合の流れは大切。主審は全体の流れと選手個々のプレーの詳細を理解しながら、互いの選手達が気持ちよく試合に集中できるような組み立てをしていくことに驚いた。一方、選手の方は少々ラフなプレー(もともとラフだけど)があっても、ホイッスルが自分に対して吹かれてもサッカー選手のように「むっと」したり、怒ったりしない。観ていて大変に気持ちのよいスポーツだなと感じた。決勝戦は13日の筑波対帝京戦、選手達のプレーもさることながら、主審が発する言葉にも注目したいと思う。さて、まちづくりや場づくりでプランナーは、どのように参加者や市民をマネジメントしていくのだろうか。【2013/01/02】
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