2009/05/31

ご自由にお取りください

 ボーダレス・アートミュージアムNO-MAの地域交流事業の打合せ・下見で八幡山を歩く。某有名和菓子屋の裏にある幸福神社で待ち合わせ。近くの民家の物置窓にこんな張り紙を見つける。「右の大きな木は月桂樹(ロリエ)です。ご自由にお取りください。」みると確かに物置の右奥に月桂樹があった。「取るな、触るな、踏み込むな」という看板が目につくご時世で、こんな張り紙を見ると嬉しくなる。さてそこで、月桂樹の葉の保存方法を書きます。月桂樹の新芽や柔らかな葉は使いません。硬くて(十分成長した)きれいな葉(虫食い等無い)を選びます。月桂樹は常緑樹(一枚の葉っぱが木に付いている期間が長い)なので葉の表面がけっこう汚れています。葉っぱをよく水洗いします。この時、葉を折らない様に裏表丁寧に洗います。ザルで水を切って、今度はペーパータオルなどで裏表をふき、水気を取ります。(けっこう汚れが残っています)。水気がとれたら、ザルに入れてそのまま冷蔵庫内で数日間乾燥させます。乾燥したら大きさ、裏表を揃えて空き瓶に保存しましょう。これでいつでも料理に利用出来ます。【2009/05/31】

2009/05/27

斑入りのアオキ

 1ケ月ぶりの植物園。平日なのに来園者が多く驚く。ちょうどバラの季節の為だろう。やっぱり人が多い時は静かなコースを歩きたくなる。ゆっくり歩いていると普段気づかないものに出会った。椿の木陰にあった「アオキ」。一見、普通の斑入りアオキだが、2タイプの斑入り葉が同じ株元から出ている。葉っぱの付き方が大雑把で、暑苦しいイメージのアオキもこうやって見るとなかなかいい感じだ。特に左の中央が黄色のタイプは美しかった。

2009/05/22

雨のホスタ




 庭のホスタ(Hosta 和名:ギボウシ)もすっかり大きな葉を茂らせてきた。この季節の雨はななかな良い感じ。水滴がホスタの葉状に奇麗な文様を作り出す。小雨の中、いくつかのホスタを見ていて気づいた・・・銀緑色系の種類ほど表面張力が強いのか水滴がきれいな形になっている? 葉の銀緑色は、陽光が葉の表面の細毛(?)に反射して出来る色味なのかもしれない。日本で庭(ガーデン)と言うと花ばかりのイメージを持つし、実際に一年を通して花モノばかりを使う。そんな庭を見ると僕はいつもくたびれてしまう。やっぱり葉色の違い、葉形の違いも楽しむべし。特にこれからの季節、水滴の形も楽しみたい。写真は上から、銀緑色の強い順。1)ハルキオン、2)クロッサリーガル、3)フランシス・ウイリアムズ、4)ゴールド・スタンダアード。【2009/05/22】

2009/05/12

バラの花咲く小学校中庭

 社会人講師をしている小学校に打合せに行く。中庭にはバラのアーチがある。今年は例年よりもバラがきれいに咲いている。小ぶりだけど多花性のモッコウバラと大輪のピンクのバラ、まるで花束だ。子ども達にとって「花より団子」バラの評価はしらないけれど、バラの花咲く中庭なんてステキな小学校である。
後日追記:「私の出た小学校、バラのアーチあったよ!」と大人になってから思い出して、学校に来てくれる。そこには以前にも増して奇麗なバラが咲いていた。なんてことが起ればもっといいな〜。【2009/05/12】

2009/05/02

藤の花咲く/豊郷小学校旧校舎の修復(4)


滋賀県豊郷小学校の旧校舎保存工事もおわり、今後の活用が楽しみとなった。気になっていた古い藤の木(今回の工事で思い切った剪定を施した)を見に行く。驚くほどの花房が付き見事。ひとまず安心した。芝生も青々として、ちょうど近所の幼稚園児が遊びに来ていた。子どもたちが遊んでいる風景がとても自然で似合ってる。これまた嬉しかった。【2009/04/30】

善光寺花回廊2009/5月1日〜6日




今年も善光寺花回廊(5月1〜6日)の季節となった。今年のイメージテーマは「春のブナ林」。植え込みの作業は、4月28日,29日の2日間。園芸種の色とりどりの草花の花壇ではなく、ここはいつも山野草類でまとめている。一見地味ではあるが多様性を感じる事の出来る植え込みを行なっているので、草花を眺める時間が他所よりもずっと長い。長く見ていても飽きない、そばのベンチで座っているととても落ち着く。今年はエビネ、キエビネ、タカネエビネ、サルメンエビネ(エビネはランの仲間)が良く咲いている。今年、使用した植物は約50種類。最終日5月 6日には、全ての植物が販売される。【2009/04/30】