街中でクマゼミやアブラゼミの死骸を目にすることが多くなった。そろそろ真夏の蝉もおわりの頃を向かえたようだ。そんな今日、今年初めてのツクツクボウシの声を聞いた。この蝉は例年ちょうどお盆過ぎから出現する。この蝉が鳴き出すと秋を感じるが、はたして今年はどうだろうか。ちなみに京都市内(岡崎辺り)では、ニイニイゼミは7月5日頃、クマゼミは7月14日頃、アブラゼミも同じ頃、そしてちょうど1ヶ月遅れてツクツクボウシが現れた。今年はミンミンゼミも聞くことができた、京都ではこの蝉を市街地で見かけることはまずない。鳴き声は一匹だったので何処からか飛んできたのか、それとも幼虫時代に植木と一緒に運ばれてきたのか。関東ではクマゼミが、関西ではミンミンゼミが増えてきたといわれている。街中の生きものが増える、これはなんとなくいい感じ?でもこれには少し訳ありのようだ。今や公園に植えられる樹木の多くは、日本中からやってくる。例えばクスノキは九州から、ケヤキは関東からやってくる。蝉の幼虫は土中で木の根の汁をすって生きている。蝉の幼虫も樹木と一緒に、つまり蝉も現代ではトラックに乗って日本中を旅していると言う訳だ。こんなこと考えると、公園の木を見る時に今までとは少し違った見方も出来そうでしょ。【2008/08/16】
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