今日の庭は、一般的な庭とは少し違った話題である。「町が家であるとすると公園は町の庭である」と思う。歩道の街路樹も大切な庭の一部と言える。その街路樹・見慣れたイチョウ並木の数本が電気工事のために幹の途中ですっかり伐られてしまい、後は根ごと撤去されるのを待っていた。(右の写真をよく見ると地面から1.5mぐらいのところで幹が無くなっているのが判る)それらの街路樹は翌日、根ごと跡形も無くなった。街中ではたびたび目にする光景だが、いつも痛々しい。バスを待ちながら工事の様子を見ていると「工夫すれば伐らずに済むのに」と素人ながら思った。やがて工事が終われば、何事も無かったかのように同じ種類の木が植えられるのだろう。そしてまたいつか同じようなことが起るに違いない。街路樹のすぐそばには「まちの緑を大切にしましょう」とある。
さて、この一件を目の当りにして、広島城公園のある木を思い出した。写真を探してもう一度見る。「道が先か、木が先か?」どっちにしてもちょっと少し不思議な風景、印象的な木だ。このそれぞれ二本の木の存在・生い立ち、人との関わりを考えるとさまざまな思いが湧いてくる、この違いをどう見るかは皆さんが思うに任せよう。
【2008/08/04】
0 件のコメント:
コメントを投稿