京都府立植物園の夜間観覧が先週末から始まった。昨日、仕事帰りに足をのばす。動物園では「ナイトサファリ」と称して動物の夜の生態を見せる試みもあるが、植物園の夜間観覧はあまり聞かない。夜間観覧は植物の生態を見せると言うより今回も例外ではなくイベント的(観月とか夜桜とかも含めて)なもので植物とはさほど関係はない。いわば集客のためのサイドメニューといったところか。イルミネーションのチープさやデザインの悪さはなんともしがたい、しかしゆっくり歩くうちにそんな思いはどこかに消えてしまった。暗闇を見ながらゆっくり歩く、嫌な雑音のない場所を歩く、しっとりとした空気の中を歩く・・・そんな時間の中から夜の植物の様子がよく判ったからだ。つまり動物と違って全くといって良いほど活動をしていない。昼間のような植物達のざわめきが感じられないのだ。やっぱり太陽光をエネルギーに変えて生きている生きものだと言うことが判る。入園料は200円、街の中でゆっくりと暗闇を歩ける時間は貴重でお買い得か。しかも温室の入館は特別に無料。外を歩いて冷えた体に温室のほんのりとした暖かさは格別。特別夜間観覧:12月13日(土曜日)から23日(火曜日)毎晩17時30分〜20時(入園19時30分)
【2008/12/17】Photo: 夜の温室(府立植物園のHPより)、植物園自慢の木・トウカエデ(上)とハリモミ(下)のイルミネーション。
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