2012/06/14

バショウの移植

 学校の敷地内にあるバショウ(芭蕉)の移植を行いました。バショウ科(Musaceae)は単子葉植物ショウガ目に属する多年草(木ではなく草)。バショウの分布はショウガ科と似て熱帯を中心に分布するものの比較的耐寒性は高く、このバショウも雪をかぶるとすっかり巨大な枯れ草然とするが、春になれば大きな葉っぱを茂らせるなかなかの生命力を持っています。果物は小さなバナナ形だが生食にはむかないが加熱すれば食べれるし、花は野菜炒めにして利用、葉はお皿やテーブルクロスにも使えます。学校に一株あれば利用価値大です。
 今回は施設整備のために移植する事にしました、こんなに利用価値のある植物を伐採する訳にはいきません。まず移植のために上部の葉は落し、まわりの土を掘って株分けしました。バショウの根を見るのは初めてです、木の様に太い根や直根はなく、ひげ根ばかりで地表に近いところを這っていました。株分けをしたので少し貧相になってしまいましたが、夏にはまた大きな葉を出してくれそうです。@浅小井【2012/06/14】

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