http://1.bp.blogspot.com/_meYNg6AoBeo/ShzifxHnAGI/AAAAAAAAAlQ/cszV_EEpoG4/S730/%E5%90%8D%E7%A7%B0%E: 火の見櫓／小諸・氷集落

2012/04/19

火の見櫓／小諸・氷集落

　仕事先の小諸・氷（こおり）集落の火の見櫓。集落の中心で一番高い場所に建てられていた。櫓には、鐘、スピーカー、警報機、アンテナがつけられていた。隣には集会場と消防倉庫がある。村のまんなか、安心のシンボルとも言うべきもでした。Photo:2012/04/18 @氷（こおり）、小諸市

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「庭」と「ニワ」のはなし

　庭ってなんだろうか？　ここでの庭(にわ)とは、人間の生活と自然の「はざま（間）」、「きわ（際）」＝「接点の場所」を意味します。そのような場所を「ニワ」と呼ぶことにします。例えば日本の農家を見るとそれがよく判ります。縁側や軒先、そして土間など。人の生活と自然が季節に応じて、使い方に応じて緩やかにつながっています。また東南アジアの高床式の家を思い描いて下さい。地面から離れた床の下では、ちょうど日本の農家の縁側や土間と同じ使われ方がされています。遊んだり、野菜を干したり、昼寝をしたり、時には食事をしたり。なんとなく家の外のような内のような・・・暮らしの中でとても大切で・快適な場所と思います。もちろん皆さんの「庭」も「ニワ」です。私たちが暮らす町を「家」に例えると「公園」も「ニワ」です。庭(ニワ)は、私たちの生活の「Time/時・Place/場所・Object/目的」に応じて坪庭と呼ばれたり、中庭や裏庭、校庭や公園、広場や牧場になったりします。庭(ニワ)とは、『人間の生活と深く結びついた自然との接点・場所』のこと、そして私たちの暮らしには、無くてはならない大切な場所のことだと考えます。

おすすめの本＆気になる本

●パークマネジメント～地域で活かされる公園づくり～　田代順考・他編著　学芸出版社　定価本体2800円＋税 2011/09/15
●フンころがしの生物多様性　塚本珪一／著　青土社／発行　2010/09/10
●庭仕事の愉しみ　ヘルマン・ヘッセ／著　V・ミヒュエル／編　草思社／発行　1996/6/25
●小さな建築　富田玲子／著　みすず書房／発行　2007/12/10
●セヴァン・スズキの私にできること〜森のつくりかた守りかた　辻信一／監修　ナマケモノ倶楽部・ゆっくり堂／編集企画　ゆっくり堂／発行　 2007/10/25
●みみずのカーロ　シェーファー先生の自然の学校　今泉みね子／著　合同出版／発行2000/6/15
●FAMILY GARDENS ファミリーガーデンズ〜子供たちの庭・家族の庭〜　Bunny Guinness／著　白井温紀／訳　メディアファクトリー／出版　大型本
●信州で楽しむナチュラルガーデニング　和久井道夫・越洋子／著信濃毎日新聞社／発行　2006/4/29
●木を植えましょう　正木高志／著　南方新社／発行　2006/10/12
●ランドスケープアーキテクチュアーの起点　森山雅幸／編　ぎょうせい／発行　2007/2/20