滋賀県近江八幡市の西之湖(琵琶湖の内湖)には、船でしかアプローチできない水田・畑がある。かつては7箇所の水田・畑があたったが今では、この「権座」(=島名)だけが現存する。歴史は江戸時代までさかのぼり、湿地に土を積み、まわりを石で護岸し、水田・畑を築いたという。一番ものでは、明治時代にき直次郎さんが一人で築いた水田である。この秋、NPO法人子育て研究会のプログラムで「みずの国ワークショップ:ゴンザ(権座)でオング(音具)」をサポート。全体プロデュースに井上信太さん、そして音具作家の滝英夫さん。刈り取りの終わった水田に並んだ音具は、不思議な風景を産み、まさに一年に一度だけ現れたみずの国の住人のようだった。@白王町、近江八幡市 2016/10/23
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