新しい計画への参加。先般、計画地に行ってみると3段の畑の1面が山葡萄畑。既にクライアントが施設計画を依頼した建築家は、この畑を真っ平らな更地して、つまり農家が永年守って来た段々の畑を平坦に(造成的に無理なのだが)し、この葡萄畑も無くしてしまうという。訳あってこの畑を手放すという決断をした農家の主人だが、畑への愛着やこれまでの話を聞くにつれ、やはりこの葡萄畑は残し活用することが最善の策と確信を持つ。小さくともここに残る土地や人の記憶・周辺の風景に対して何の愛着も敬意も持たない建築家の罪は大きい。なんとしても残して良かったなと思えるプランを立てないといけない。【2015/07/01】
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