2011/10/27

風車修理

 長らく揚水が出来なかった風車の修理を行なう。風車揚水は風による風車の回転をチェーンにより上下運動に変えて、手押しポンプを稼働させ揚水を行なう仕組み。建設当初は快調に揚水をしていたが、しばらくして機能出来なくなり2回の修理をした後再びダウン、今春以降水を揚げる事無く風車だけが回っていた(ランドマークにはなっていた)。さらに台風12号の風でチェーンが落下してしまった。風が常時吹いていれば問題ないのだが、現実はすこし問題があった、原因は2つ。まず1つ目、常時風がふかない時、ポンプ内の水が落ちてしまう基本的構造の問題(普通のポンプなら呼び水をすれば水が揚がる)、2つ目はポンプのピストン弁の消耗が激しいこと(揚水の必要ない時も稼働している)。今回はその修理を行なった。まず最初に手押しポンプをはずし、内部の清掃。内部には小石や枯草などのゴミがあった。ザリガニやメダカの死骸もあった、水中の送水パイプに隠れていたところを水と一緒に吸われたのだろう。ポンプをきれいにしたあと、ピストンを新品に交換し、水中の送水管まわりを浚渫(泥に埋まっていた)、送水管の先に「逆止弁」をあらたにつけた。逆止弁には、ザリガニが二度と不幸にならないようにゴミネット(台所排水用)をつけた。作業の日、ずっと風車は一度も止まる事無く回り続けたためにチェーンはかけられない。こんな事もあろうかと用意したハンドルを取り付ける。全てを組み込み、ハンドルを押すと勢いよく水が揚がる。しばらく止めた後もポンプ内の水は落下する事無く、ハンドル一押しで再び水を揚げた。これでチェーンさえつければ常時稼働する。ピストンの消耗については、水田に水を揚げる春から夏場に限りチェーンを連結すれば解決できると考えた。最後に水田までの横樋を塩ビパイプから竹に引き替え、完成。解決のポイントは、どうやってポンプ内の落水を防ぐか・・・逆止弁の構造をいろいろと考えたが、なんとすでに製品になっていた。@兄弟社小学校北の庄【2011/10/27】

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