
今日は、ボーダレスアートミュージアムNO-MAとのコラボレーション「NI-WA=NO-MA」の第1回目泥団子づくり。(詳しくは左の「つながり/ボーダレスアートミュージアムNO-MA」でご覧下さい)3日前までの申し込み状況から予想をはるかに超える総勢50数名が小さな庭に集った。前半は演劇家・金紀江(キムキガン)さんのお芝居「子犬のうんち」=嫌われ者の子犬のうんちは、実はきれいな野草が花咲くために大切なものだったという展開。今回の泥団子プロジェクトも、単なる土の塊も草花が育つための大切な大地であることをアートとして展開するもの。アートの題材の多くは自然の造形や素材から生まれる。だから単なる泥団子ではなく草木の種子をいれた「シードボール」をつくりNO-MAの庭を花でいっぱいにする計画。シードボールが天からの水と風の流れのなかで風化し、そこから草花の芽が生まれ出る、この時間経過・変化を記録しようと思う。今回はまず「シードボール」づくりの練習。素材は近江八幡にこだわった=土は八幡山の土、水は八幡山の谷川の清水と八幡堀の水、土に含まれるのは八幡の空気、そして土をこね・作るのは八幡の子どもたち。泥団子づくりは初めての子どもたちも多かったが、皆自分自分の団子を作った。参加者のお母さんのことば「この子こんなに泥いじりが好きなんだ」。土いじりは子どもの本能だ。土と水と空気の入り混じった感触、自由に形を変える塊、冷たくも暖かくもある温度感、子どもたちが自然をそして庭いじりを好きになるためにはまず土いじりが大切だ。次回10月11日は土に草花の種子を入れてつくる泥団子=シードボールづくり、これを称して「八幡団子」。夏には小さな庭がどんな庭に変化するのか楽しみだ。【2008/09/28】Photo上:泥団子とタカノハススキ(鷹之羽すすき)の穂
Photo下:泥団子をつくる子どもたち(撮影:武壮隆志)













